全国に166店舗のディスカウントストアを展開する株式会社トライアルカンパニー(本社 福岡市東区多の津)が、2011年8月に開業した「トライアル長者原温泉郷」の第2.3期計画を一旦白紙にすると表明しました。
大分県玖珠郡九重町のタデ原湿原(ラムサール条約登録湿地)の隣接地に敷地面積62,000坪に広がる「トライアル長者原温泉郷」は、敷地内に宿泊料金1,980円の低価格施設「虎の湯(とらのゆ)」と21,000円~の高価格施設「久織亭(くおりてい)」の2種類の温泉宿泊施設があるリゾート温泉郷で2011年8月の開業から現在までに宿泊者数約49,000人を集客しています。
2014年秋までにシンポジウムが開催できるコンベンション施設や大会議室などを建設する開発計画を進めており、ディスカウントストア企業が温泉リゾート事業に参画するのは初として話題になっていましたが、景観問題解決のため自然を守る会や九重町観光協会など地元16団体が設立した「トライアル九重開発問題対策協議会」に4月18日、今後の開発計画を一旦白紙にすると表明しました。