南アルプス麓の温泉施設が惜しまれながらも10月末で閉館

 山梨県の南アルプス連峰の玄関口に佇む温泉施設「御勅使川温泉 山渓園」が、石油価格高騰、電気料金の値上げなどで営業を継続することが困難になり、2013年10月末で閉館することがわかりました。

 同施設は山梨県南アルプス市に位置し、山々の絶景と森林浴が満喫できる公共の温泉施設として1992年に開業、毎分24.9リットルのpH9.7の高アルカリ性温泉が湧出する湯治場的な施設として、登山客や市内外から訪れる多くの利用客に親しまれてきました。

 利用料金は市内利用客350円、市外利用客550円とリーズナブルな料金で提供してきましたが、ここ数年客数が減少傾向にあり、公共施設として市の税制状況を勘案した上で継続が困難と判断、10月31日(木)をもって休館することになったということです。


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