和歌山県・龍神温泉が保湿効果を立証

 和歌山県田辺市の龍神温泉は、2012年11月よりバスクリン株式会社(東京都)や和歌山県立医科大学(和歌山県)と共同研究を行った結果、泉質効果として肌の潤いを保つ力が高いとの検証結果を公表しました。

 日本三美人の湯のひとつとして知られる龍神温泉の泉質は、無色透明でラジウムの放射量が豊富なナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、神経痛、切り傷に効く他に肌がすべすべになる美人湯として全国的に有名です。

 今回、龍神温泉の美肌効果を科学的に検証するため、龍神観光協会と入浴剤メーカーのバスクリン株式会社、和歌山県立医科大学と共同研究を昨年11月から行ってきました。
 研究は30~50代の男女に龍神温泉の湯とアルカリ性度を温泉と同様にした水にそれぞれ5分間手を浸し、10分後に肌の水分量を測定するというもので、結果として龍神温泉の湯が水の約3倍の保湿力があることが検証されたことで、5月下旬に開催される日本温泉気候物理医学会で報告される予定です。


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