国指定重要文化財「道後温泉本館」の代替施設に「椿の湯」

愛媛県松山市の国指定重要文化財「道後温泉本館」が老朽化に伴い改修する問題で、期間中は同館近くにある姉妹湯「椿の湯」が代替え施設とする方針が決定し、年明けに市長に答申する予定になりました。

明治27年に建築され三層楼のひときわ風格のある道後温泉本館は、老朽化が進み改修する必要があるとされ、市の道後温泉活性化計画審議会が会合を積み重ねてきました。
第4回目となる会合では姉妹湯として地元利用客に人気の「椿の湯」を建て替え、男女二つずつの浴室に休憩室を加え、さらに道後温泉の歴史紹介施設の併設を案としています。

木造施設は建築基準法で、木造の入浴施設の面積が1000㎡未満と定められているため、浴室、休憩室部分は木造でそれ以外の施設は鉄筋コンクリート造りとすることが必要とされます。椿の湯は地元の利用客が多く、建て替え工事中は仮設の入浴施設を設置するなどの検討もされています。


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