奥飛騨からほど近い、富山県西部の山間に湧く庄川清流温泉の温泉水を使って栽培した野菜が、庄川温泉郷の温泉宿などへの供給が開始され話題になっています。
同地域の企業・泰栄農研では、ミネラル成分が豊富に含まれる庄川清流温泉(含二酸化炭素・鉄・ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉)に着目し、2013年6月からトマトに温泉水を与え栽培を試みたところ濃度が上昇し実の締りも良くなったことで本格栽培をスタートしました。
トマト以外にも小松菜や水菜なども温泉水で栽培するようになり、2013年11月より同温泉郷にある温泉宿などに供給されるようになったことで、地域の観光活性化につなげる「温泉野菜プロジェクト」と名づけられ、同プロジェクトが県青年農業者会議の発表会で最優秀賞を受賞しました。