惜しまれながら老舗温浴施設が営業を終了

 愛知県海部郡蟹江町の老舗温浴施設「尾張温泉観光ホテル」と、併設の「尾張温泉東海センター」が、それぞれ1月末と3月末で営業を終了することになりました。
 
 尾張温泉観光ホテルは昭和43年11月に開業し44年間、尾張温泉東海センターは昭和38年4月に開業し49年間にわたり営業を続けてきましたが、施設の老朽化と利用客の減少が要因となり、観光ホテルは1月末、東海センターの昼の部を3月末で終了することとなりました。東海センターは夜の部のみ営業しながら、温泉施設の建て替えを検討するとしています。

 同施設は蟹江町の東放企業株式会社が天然温泉の掘削を機に、加水なし源泉100%天然かけ流しのホテルとヘルスセンターを相次いでオープンさせ、ヘルスセンターは東海センターに改称して以来、歌謡ショーや大衆演劇のイベントを催し遠方からの利用客も多い人気の温浴施設となりました。しかしながら、企業の宿泊や宴会などが激減し、昨年度の利用客数はピーク時よりホテルは15%、センターでは35%減少し、施設の老朽化も併せ営業終了を決定したということです。

 営業終了後はホテルは敷地ごと売却し(売却先は未定)、建物は解体。センターは演芸ホールと2、3階の営業を終了しますが、1階の温泉施設の営業は当面は継続する見込みです。


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