温泉効果の科学的検証を湯の町・別府でスタート

 豊かな温泉資源を持ち世界有数の温泉地として知られる大分県別府市において、温泉の健康増進効果を科学的に確かめるための大規模アンケートを開始しました。

 同市には源泉が2,300、環境省分類の泉質11種類のうち10種類が揃うことを利用し、別府市内在住の65歳以上の男女2万人を対象にアンケートを行い、泉質による病気抑制効果などの検証を行っています。

 アンケートは温泉の利用年数、入浴時間帯、がん・高血圧などの持病の有無など全9項目で、九州大病院別府病院など共同で実施しており、2014年度中に検証結果をまとめる予定です。
 
 現在まで温泉の健康増進効果や疾病予防効果が科学的に検証されたことはなく、温泉と病気抑制効果は確証が得られていませんでしたが、今回のアンケートにおいて温泉効果を科学的に裏付けることで、同市では温泉を活用したさらなる観光戦略に生かすことを狙いとしています。


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