月刊誌「旅行読売」の元編集長の著書「温泉失格」が2013年3月に発行され、一般的な認識を覆す天然温泉の真相や、日本の温泉事情などが盛り込まれた単行本として話題です。
同書は20年以上全国2,000の湯への入浴をしてきた「旅行読売」元編集長の飯塚玲児氏が、源泉かけ流しの語源や推移を論じながら、狭量な考えにとらわれない温泉の楽しみ方を提案する書として徳間書店から発行された単行本です。
温泉ファンには刺激的なタイトルどおり、温泉識者の間でも認識が異なる「源泉かけ流し」の定義、かけ流しを清潔に安全にするために生まれたのが循環システムなど、一般的な認識とは真逆な真相を明かす内容が盛り込まれていますが、識者や業界関係者に入念な取材を行い良質なジャーナリズムとしての形を表す温泉入門書として一読する価値がありそうです。