老舗温泉旅館がクラウドの活用で『2012CRM ベストプラクティス賞』を受賞

 鶴巻温泉 元湯 陣屋は、一般社団法人CRM協議会が主催する2012年度「CRMベストプラクティス賞」を受賞しました。

 今回の受賞は、「旅館内のサービスプロセス連携モデル」に与えられたものであり、クラウドを活用した情報の可視化・共有化で、おもてなしの強化に高い成果を得たとしています。

 受賞した陣屋では、予約台帳など大正時代から続く手書きの情報管理を、セールスフォース・ドットコムのプラットフォームを活用し、2010年に開発した独自システム「陣屋コネクト」でクラウド上で一元管理を開始。

 この「陣屋コネクト」の特長は、入ってきた予約を瞬時に「お客様カルテ」に整理して紐づけるため、フロントだけでなく調理場、清掃係、接客係で各自携帯しているスマートフォンやタブレット端末で、欲しい情報をリアルタイムに取得出来るようになった。

 同旅館では、情報をリアルタイムで取得できることから、直前に起こった内容変更、および当日予約に対応する速度も上がり、お客様をお待たせする時間の短縮など、顧客満足に繋がる観点でも成果を見せたとしています。

 この他、先々の予定管理も行えることから、仕入れコストの削減や人件費の最適化も実現できたとしており、老舗温泉旅館でもクラウドを活用したCRMが効果を発揮することを証明しました。


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