週末温泉旅館でアルバイト、福島県の高校存続と地元活性化へ

 奥会津温泉郷協議会が今年4月より、寮が閉鎖する週末ごとに自宅や親戚宅に戻らなければならない福島県金山町の川口高校寮生を、寮の代役として受け入れることを決めました。

 同校の寮は、会津若松市や喜多方市など高校から遠く離れたところに実家がある18名が利用していますが、土、日曜、祝日は閉鎖され自宅または親戚宅などへ帰らなければならないのが現状です。諸事情も含み年々入学者も減少傾向にあり、分校化の危機も指摘されています。

 同協議会では受け入れた寮生の通学の負担を軽くするとともに、食費などを差し引いたアルバイト代を支給。また、アルバイト代の一部を進学や就職のための支援金として積立てて、卒業後に渡すことも検討しています。
 地元高校生に奥会津地方の魅力を再発見してもらうことにもつながるとし、旅館関係者、同高校校長ともにこの取り組みを歓迎しています。 


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