2013年1月末に閉館した滋賀県大津市の老舗温泉旅館「びわ湖温泉紅葉」の備品、調度品売却費400万円の一部が、宮城県南三陸町の復興支援として使われることになりました。
1964年に開業し半世紀にわたり営業を続けた同旅館は、老朽化と経営悪化を理由に1月31日に閉館しましたが、2月にロビーに飾られた壺や館内の備品、調度品などの入札会を開いて売却した400万円を大津市社会福祉協議会に寄付するとして、本日4月12日(金)に贈呈式が行われました。
旅館側は、従業員の再就職などの支援を行ってくれた地元へ感謝の意を表し大津市社会福祉協議会に売却益を寄付することを決め、寄付を受ける同議会では自動車購入のほか、ボランティア活動支援金や友好協定を結ぶ宮城県三陸町の復興支援として使うことに決定したと言うことです。
また、議会で利用するために購入した自動車には「びわ湖紅葉」の文字を入れる予定で、大津市で50年営業された老舗旅館の名を刻む計らいがされるとのことです。