今日の冬至に、全国各地の温泉温浴施設で「ゆず湯」イベントが開催されます。
「冬至」は太陽の高さが1年で最も低くなる日で、昼の時間が1年で最も短くなり、夜が1年で最も長い日にあたります。
冬至を過ぎると昼間の時間が徐々に長くなり春に近づいて行くということから、昔は「太陽がよみがえる日」としてお祝いをしていたそうです。
「冬至」は、湯に入り病を治す「湯治(とうじ)」とかけられ、この日はお風呂に「ゆず」を浮かべて無病息災を願うのが習わしとなりました。
「ゆず」の成分には新陳代謝の活性、血行促進、鎮静・殺菌効果が含まれており、体を温め風邪をひきにくくなるほか美肌にも良いことで、全国の温泉・温浴施設では冬至イベントとして「ゆず湯」のサービスを行います。
『栃木』日光大渡の東照温泉では、男女それぞれの露天風呂に来年の数に合わせて2013個のゆずと、ザボンの一種「晩白柚」を浮かべます。
『山梨』笛吹市の日帰り温泉施設「みさかの湯」、「なごみの湯」、「ももの里温泉」の3施設で収穫したばかりのユズを男女の露天風呂に浮かべます。
『富山』入善町舟見の温泉宿泊施設「バーデン明日」では、巨大カボチャをくり抜いた「冬至カボチャ風呂」が用意されます。
『徳島』那賀町大久保の「もみじ川温泉」では地元農家から提供された直径15センチの「シンユズ」のほか、約60個のゆずが湯船に浮かべられます。
その他、日本全国で「ゆず湯」イベントが開催されます。