江戸時代の面影残る
大内宿を散策
山間に突如現れる大内宿。時空を超えたような錯覚を起こす異空間です
今も江戸時代の宿場町がそのまま残る、全国的にも珍しい大内宿。会津城下から下野の国(栃木県)へ向かう際の3番目の宿場町として、1640年頃に整備されました。かつては山本村という名でしたが、京での戦いに敗れた高倉以仁王が逃亡中にここへ逗留した際、宮中の大内(だいり)に似ていると改名したそうです。
昭和56年には国の重要伝統的建造物群に指定され、現在は年間を通じて約80万人が訪れるという、人気の観光スポットになっています。
会津藩主が参勤交代時はもちろん、米沢藩や新発田藩も利用したそう
景観保存のため、技術取得や継承にも大内宿全体で取り組む屋根葺き
大内宿の
散策を楽しもう!
かわいい雑貨を販売する店も多数!
大内宿の散策では、高倉以仁王を祀る神社や町並み展示館など歴史にふれるのはもちろん、食事や買い物も楽しめます。そこでどんなものがあるのか、主なものを紹介します!
茶房やまだ屋では和の空間で、雪室珈琲とスイーツを味わいつつ休憩を
あれこれ立ち寄りながら散策していると、ちょっと座ってひと休みしたくなる時もありますよね。町の中には休憩にピッタリのお店もあります。素朴なおやつやケーキなどが味わえる店もあるので、好きなスイーツをおともに休憩するのもおすすめです。
絵付け体験は、みなとがわ屋で800円~。アドバイスもしてくれますよ
多くの人が、きっと一度は目にしたことがある「赤べこ」や「起き上がり小法師」など、会津ならではの玩具に絵付けをする体験も楽しめます。出来上がりはともかく、自分で仕上げたものだから、思い出の詰まったお土産になるはず。ぜひチャレンジしてみて。
ねぎそばは大和屋などで。1本丸ごと添えられた長ねぎが、迫力満点!
大内宿には食事処も多数ありますが、多くの店で味わえるのがそば。岩魚など地元の味覚を使った料理とのセットも魅力的ですが、ぜひ食べたいのが「ねぎそば」。長ねぎを箸代わりに使いつつ、かじってその辛味とともに味わうユニークなそばです。
松葉屋など会津漆器専門の店も。散策しながらいろいろな店を見てみて
会津には美しい「絵ろうそく」をはじめ漆器や木工品、木綿製品などさまざまな種類の工芸品があります。大内宿にも会津の工芸品を扱う店が多数。お店をめぐりながらいろいろ見るだけでも楽しいですが、会津ならではのおみやげにもおすすめです。
みなとやでは郷土料理「しんごろう」も販売。香ばしい匂いに誘われます
機会があればぜひ行きたい!
雪まつり
雪の宿場町で楽しむ花火。なかなか見られない情景を満喫できる機会です
大内宿の大きなお祭りの一つが毎年2月に2日かけて行われる「雪まつり」。真っ白に雪化粧した江戸の宿場町を体感できるのはここならではですから、機会があれば訪れてみては。開催中は大小さまざまなイベントが行われ、花火大会も行われます。
大内宿周辺観光マップ
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