高齢者の運転について
最近、高齢者の運転による事故が報道されるたびに「う~~ん、またか……」とうなってしまいます。太郎ももうすぐ古希を迎える身ですので、他人事とは思えません。運転中の集中力や反応が以前より遅くなったように感じます。そこで、できうる限り慎重に安全運転を心がけるようにしています。
70歳を過ぎると、免許の更新条件が変更になります。優良ドライバーの5年更新はなくなり、最大で3年、更新時には高齢者講習の受講が必須となります。さらに、75才からは認知機能検査の受検、運転技能検査の受検(一定の違反歴がある方のみ)が必要になります。何歳までが限界なのかは個人差があって線引きするのは難しい気がします。返納が当たり前のように言われていますが、都会では公共交通機関が整備されていますので移動手段に困りません。しかし、地方では車が移動手段として必須であり、免許を返納するのはなかなか難しそうです。
太郎の秘密基地では、管理組合が1日6便の巡回バスを運行しています。高齢者はこのバスで買物や病院に通っています。老後を田舎で過ごす物件探しには、移動手段も重要なポイントになりますよ!
諸星 敏博
有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事
1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。