風呂超爺・太郎の二拠点生活blog「第30話・内外販売価格差」

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地方での老後生活における経済面

 「地方は物価が安くていいね!」なんてよく言われます。確かに、近くの漁港で上がった魚や直売所の野菜は都会で買うより新鮮で、その上お値段も安いのですが、いわゆるNBと言われる全国で販売されている生活必需品は若干割高な気がします。

 特に、太郎の必需品であるアルコールは、ビール等はほぼ同じ価格ですが、それ以外の商品は約1割程度高いようです。もちろん、都会でも店舗によって価格は異なるかもしれませんが、地方では店舗の選択肢が限られています。

 高止まりしているガソリンはというと、昔から観光地は高いというのが定説だったのですが、観光施設近くのガソリンスタンドは高速道路の給油所と同じくらいです。それ以外では競争原理が働いているのでしょうか。むしろ都会より安い店もあります。

 生活するための必要経費総額では、確かに安く済んでいるように思います。ただし、収入とのバランスから見ると給与が低く、職種選択の自由度も低いのが現実です。

 太郎の場合、近くのスーパーで実施されている「カメさんデー」(65才以上は月3回10%オフ)を活用し、家庭菜園で収穫した野菜を食べ、お酒もほどほどに抑えるなどして暮らしています。

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 横浜で生活していた時は、さまざまな誘惑(?)に負けて費用を費やしていましたが、地方ではそれがなくなり、ずいぶん安上がりな老後生活を送れているのかもしれません。


風呂超爺・太郎の二拠点生活blog

諸星 敏博

有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事

1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。


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