群馬県長野原町の川原湯温泉は、八ツ場ダム建設のより数年後にはダム底に沈んでしまう運命にある幻の温泉郷です。
その川湯温泉街で約400年前より開催され続けた「湯かけ祭り」が、例年通り大寒の日の1月20日に開催されます。
厳冬の朝に行われる奇祭「湯かけ祭り」は、夜明け前から下帯姿の若衆が湯をかけ合う勇壮な祭りで、地元の繁栄を祈り1年の無病息災・平穏無事を祈願して行われます。
八ツ場ダムの建設予定となる川原湯温泉街には、ピーク時には旅館が約20軒ありましたが現在は4軒に減ってしまいました。ダムは当初2000年に完成される予定でしたが、政治迷走の影響を受け現在もまだ着工時期も決まっていない状態です。
それでも毎年されてきた「湯かけ祭り」は2014年には新しく整備された場所で行う見通しとなっており、温泉街で行うのは最後になるかも知2013年の祭りには定員の60名は早々に埋まり、10、20代の若者が多数参加し盛大に開催される予定です。