三重県伊賀市の銭湯「一乃湯」が有形文化財に

三重県伊賀市上野西日南町の銭湯「一乃湯」の門と本館が、建造物の有形文化財として新規登録されることになりました。

「一乃湯」は大正15年に建築された昭和初期の時代情緒あふれる銭湯で、延床面積約215㎡の木造一部2階建て。
開業時は「草津湯」という屋号でしたが、昭和25年に現所有者が購入し改修し現在に至っています。

門は両端に石柱が施され間口は約2メートル、門の上にはネオン管で「一乃湯」の文字と温泉マークが構えられています。建物本館は曲線流の屋根とすかし飾りの設えで、浴場の入り口はアーチ状の色ガラスがはめこまれ、和と洋の建築デザインがレトロな雰囲気を醸し出している銭湯です。

和風、洋風が混在された昭和初期の雰囲気が色濃く残る銭湯として貴重な建物と評価され、今回、有形文化財として登録されることになりました。


[スポンサードリンク]