奈良県奈良市の創業150年の老舗旅館「魚佐旅館」が1月3日(木)、宿泊客の減少が進み資金繰りが悪化したことを理由に閉館することが決まりました。
同旅館は小泉八雲が宿泊したとして有名な市内では最大規模の旅館でしたが、修学旅行生の宿泊が阪神大震災頃より減少し、価格競争やさらに東日本大震災の影響などで宿泊客減少に歯止めがかからず、資金繰りが悪化していました。
また、老朽化による設備改装の課題浮上が追い打ちをかけ、採算の見通しが立たず閉館を決めるに至ったということです
奈良を象徴する老舗旅館でもあり、大浴場なども人気で、最近では奈良マラソン参加者の需要も伸びていただけに閉館を惜しむ声も多いようです。