千葉県へ栃木県からの「温返し」が届く

 約20年前から利根川水系の水源となる栃木県と、受益を受けている千葉県とに上下流交流事業としての交流行事が行われていますが、今回水源地への感謝の気持ちとしてシクラメンを贈った千葉県に対し、恩(温)返しとして栃木県日光市の日向(ひなた)温泉の湯が福祉施設に届けられました。

 両県では「湯西川ダム上下流交流事業」の一環として地元小学生の学習体験交流などが毎年行われており、今月千葉県からの贈り物に対し栃木県より千葉県旭市の飯岡保健福祉センターの温浴施設に温泉が直送され、同センター近隣に建てられている東日本大震災での仮設住宅に住む被災者などが温泉を楽しみました。

 同交流事業は昨年11月に湯西川ダムが完成したことで今回で終了となるため、栃木県では東日本大震災の被災者に温泉に入ってもらいたいとし、源泉より14,000ℓの湯をくみ上げタンクローリー車で旭市へと運ばれました。
 当日は飯岡保険福祉センターの温浴施設が無料開放され、脱衣所の入り口には「温泉」のれんが掛けられました。


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