被災で廃業の老舗旅館に温浴施設を導入し2015年3月再生目指す

 明治時代に建築された茨城県笠間市の老舗旅館「井筒屋」の再生事業者に、同県水戸市内でホテル、飲食店、リラクゼーションを展開している株式会社ステノが選ばれ営業再生に向け動き出しました。

 老舗旅館「井筒屋」は長い間、笠間稲荷への参拝客が宿泊する宿として人気の旅館でしたが、東日本大震災で被災し廃業。
 その後、笠間市は歴史的に価値のある旅館建物を保存するために同旅館を購入し、観光交流の拠点として再生に取り組む事業者を募集しており、公募企業の中から優れた再生計画を提出した株式会社ステノを選定しました。

 再生計画は市の条件である本館の建物を残しながら改装を行い、温泉を新たに掘削して笠間焼の陶製露天風呂などがある温泉施設を導入し集客力を高め、2015年3月営業開始を目指すということです。


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