栃木県鬼怒川温泉の大手ホテル「日光金谷ホテル」を運営する金谷ホテル観光の金谷社長は16日、1955年創業の「支笏湖いとう温泉」(北海道千歳市支笏湖)の経営権を金谷観光のグループ会社が取得したと発表しました。
支笏湖いとう温泉は1955年創業の温泉宿泊施設で、客室、レストラン、内風呂、露天風呂が完備され、特に温泉は支笏湖の秘湯としてファンが多い施設です。
同施設を売却した株式会社ティーアールエス(本社 北海道千歳市)では、売却理由を経営難ではないとしながら、金谷グループなら支笏湖を生かした旅館経営が可能と考えてのことと説明しています。
従業員の雇用は売却後も継続され、当面は夏季営業にしながら今後首都圏や海外の富裕層向けの販売に力を入れるとしています。