昭和44年開業の兵庫県尼崎市の老舗銭湯「清美(きよみ)温泉」が7月3日、地元利用者らにに惜しまれながら45年間の歴史に幕を下ろしました。
同施設は尼崎市の阪急塚口駅から徒歩約5分のところに位置し、深・浅浴槽に岩風呂や赤外線の寝湯、ジェットバス、電気風呂などが揃い開業以来45年ものあいだ地元住人の生活を支えてきました。
しかし、利用客が年々減少していたことに加え阪神大震災で倒壊したアパートが内風呂付きへと改修されたことが決定的な打撃となり、施設老朽化も理由に7月3日(水)の営業を最後に閉館することになりました。
2代目経営者は「老朽化した設備改修のために臨時休業して迷惑をかけるより、廃業する道を選びました」と寂しそうに話したということです。