福島県・鏡石温泉の老舗旅館が3年ぶり再開

 東日本大震災で全壊被害を受けた福島県岩瀬郡の鏡石温泉「扇屋会館」が、廃業の危機を乗り越え3年ぶりに経営を再開しました。

 同温泉旅館はJR鏡石駅に近い中心街にあり、地元では仕出し屋としても有名で、震災当日も約70名の宴会予約が入っていましたが、地震により1階2階の天井やボイラーやガス管も壊れ復旧のめどがつかず、経営者夫婦は被災の心労も重なり相次いで亡くなりました。
 
 その翌年、調理師免許を持つ経営者の長男(当時は東京都在住・会社員)が、廃業寸前となった旅館を改修し居酒屋を併設する計画を立て、震災復興補助金などで再建資金を得て2014年3月1日、3年ぶりに経営再開を果たしました。


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