春はやっぱり花見!
花見は日本人にとっては習慣行事になっていますが、はたしていつから行われていたのでしょうか。
花見は奈良時代から平安時代にかけて貴族達が催していた、花を見ながら歌を詠む会が起源だと言われています。
但し桜を見ながらというのは平安時代に入ってからで、それまでは梅を見ていたのだそうです。
しかし、現在一般的に行われている花見で歌を詠んだりしませんよね。
現在のスタイルは農民の風習から始まったものではないかと言われています。
花の咲き方でその年は豊作か凶作かわかるという事で、桜の木にお供え物をして豊作を祈っていたそうです。
こちらはかなり古くからの習慣だったようですが、安土桃山時代に花を見ながら飲み食いをするという娯楽的な花見は武家の間で広まり、江戸時代に入ると庶民の間でさらに広まったそうです。
春の訪れを喜びながら満開の花の下で飲んだり食べたり。
とても楽しい時間ですが、木を傷つけたり花を取ったりするのはNGです。マナーを守って楽しみましょう。
鶴岡八幡宮の段葛(だんかずら)
桜のトンネルを歩きながら参拝
鶴岡八幡宮は、元々源頼義が1063年に京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜の近くに祀りました。
その後、源頼朝が現在の場所に遷し、1191年には鎌倉幕府の宗社として相応しいようにと現在の姿に整
えその後、流鏑馬や相撲などの行事も始めたのだそうです。
四季を通じて観光名所として人気を博していますが、春は桜も満喫できます。
境内の源平池も美しい桜を楽しめますが、参道「段葛」もおすすめです。
これは源頼朝の妻・政子の安産祈願にと造られたもので、若宮大路の中心にまっすぐ伸びる、少し高くなった形の参道です。
ここでは桜のトンネルの中を歩く事が出来ます。温かな日差しを浴びたやさしい桜色のトンネルを歩けば、心和む休日が過ごせそうですね。
ちなみに春はつつじもこの参道を彩ってくれますよ。
源平池の先、長い階段を上った所ある本宮。途中リスに出会えるかも
電話番号:0467-22-0315
住所:鎌倉市雪ノ下2-1-31
交通アクセス:JR鎌倉駅東口より徒歩約10分
桜の見頃:3月下旬~4月上旬頃
グルメ・おみやげはココ!
■ 段葛 こ寿々
段葛の目の前に位置し、毎日手打ちする江戸前そばを味わえます。
また、わらび餅も名物です。本わらび粉を使用したモチモチのわらび餅は、お土産として購入する事も出来ます。
住所:鎌倉市小町2-13-4
電話番号:0467-25-6210
営業時間:11:30~18:30
定休日:月 ※祝日の場合は翌日
交通アクセス:JR鎌倉駅東口より徒歩約5分
■ 鎌倉市農協連即売所
鎌倉ブランドマークの付いた「鎌倉やさい」を購入出来ます。
登録農家が栽培した新鮮・安全・安心で、一つの畑に色々な野菜を作付けするのが特徴なので、種類も豊富です。
住所:鎌倉市小町1-13-10
営業時間:8:00~17:30 ※夏季は~18:30
定休日:年始4日まで
交通アクセス:JR鎌倉駅東口より徒歩約5分
お問い合わせ:0467-44-3851(鎌倉ブランド会議事務局)
光則寺(こうそくじ)
知る人ぞ知る桜スポット
日蓮上人の高弟・日朗に帰依して1274年に創建した日蓮宗のお寺です。
日蓮常人が佐渡へ流された時に、日朗が北条時頼の重臣だった宿屋左衛門尉光則邸の土牢に監禁されていたのがきっかけで、その邸内に建てられたそうです。
近くには鎌倉大仏の高徳院や長谷寺など人気の名所もありますので、桜スポット巡りのコースの一つとして立ち寄るのもいかがでしょうか。
ソメイヨシノやしだれ桜が山門前で咲いています。
また山門を入ると、カイドウの花も楽しめるそうです。
電話番号:0467-22-2077
住所:鎌倉市長谷3-9-7
拝観時間:7:30~日没まで
拝観料:100円
交通アクセス:江ノ島電鉄長谷駅より徒歩約10分
桜の見頃:4月上旬頃
グルメ・おみやげはココ!
■ 定食屋しゃもじ
光則寺や長谷寺のすぐ近く、手頃な価格でランチ定食が味わえます。
地元などで水揚げされた魚介や地元で栽培された野菜などを使用した鎌倉近郊の味覚を楽しめる料理が味わえます。
住所:鎌倉市長谷1-15-2
電話番号:0467-24-5888
営業時間:12:00~14:30(L.O)、18:00~22:00
定休日:火曜日、第1・3月曜日 ※臨時休業あり
交通アクセス:江ノ島電鉄長谷駅より徒歩約約10分
http://shamojikamakura.blog.fc2.com/
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