太郎の漫湯記 Vol.32 群馬県・伊香保温泉 観光編

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今月、太郎が訪れるのは、群馬県・伊香保温泉。
伊香保といえばやっぱり石段街ということで、今回は石段街の歴史や散策の際のポイントを中心にご紹介します。
それでは、太郎と一緒に見てみましょう!


温泉街風情を楽しめる

石段街を散策


伊香保温泉石段街とは

伊香保温泉石段街

 古くから人々に親しまれてきた伊香保温泉。第11代垂仁天皇の時代に発見、または草津同様に行基によって発見された説などあるそうです。ただ、南北朝時代の書物にはすでに温泉が湧出している記述があるそうですから、長い歴史があるのは確かなようです。石段街が有名ですが、現在のみかげ石敷きの石段は、昭和55年から5年かけて改修されたもの。さらに平成10年に石段を新設し、1年365日、温泉街が賑わいますよう願いを込めた365段になりました。

伊香保温泉石段街

 浴衣で散歩するだけでも、温泉風情を満喫できますが、石段の両側には、ズラリと並ぶお土産物屋さんがあり、買い物やグルメも楽しめます。また、ほかにも楽しめるポイントがたくさんありますので、伊香保を訪れた際にはゆっくり散策してみてください。



石段街ではここをチェック!


散策中にほっとひと息、足湯

伊香保温泉石段街
温かな温泉で疲れた足もリラックス。「石段の湯」は昔の石段が敷石だそう

 足湯が複数あるのも、石段街の特徴。石段を登り疲れた時に、気軽に休憩できるのが嬉しいですね。また、昔使われていた石段を敷石に使った日帰り温泉の「石段の湯」もあります。


干支の印

伊香保温泉石段街
散歩しながらあなたの干支を探したり、全ての印を探してみるのもいいかも

 石段を歩くと、干支の印を見つけることがあります。これは200年以上前、家紋のような意味合いの干支を持っていた、大家と呼ばれる12の温泉宿があった場所だそうです。


小満口(こまぐち)

伊香保温泉石段街
石段街には全部で4つあるという小満口。温泉の流れる様子が見れます

 石段の途中にある窓のようなもの。これは温泉街で重要な役割をしている「小満口(こまぐち)」です。湯元から流れる温泉をここで分岐して、各所へ送るようになっているそうです。


石段に刻まれた詩

伊香保温泉石段街
詩が刻まれた石段は、風情を感じるもの。旅情もより盛り上がるのでは

 石段をよく見ると、文字が刻まれているところがあります。これは歌人や詩人としても有名な与謝野晶子の詩だそう。干支探しをしながら、どこにあるか探すのもおすすめです。



体験してみたい

温泉街の遊戯場


温泉街の遊戯場

 温泉街の遊びと言えば射的。伊香保でも昔は何十軒もの遊戯場があり、観光客に親しまれていたそうです。もちろん今でも遊戯場はあり、射的など楽しめます。ぜひ体験してみて。



周辺には

文化にふれるスポットが多数


 伊香保周辺には文学館や美術館などが多数点在。徳冨蘆花や竹久夢二の世界などに浸れるほか、伊香保切り絵なども鑑賞できます。また水澤寺や、異国情緒あふれる外観が印象的な法水寺なども。散策しながら、文化にふれるスポットを巡ってみては。

佛光山法水寺
佛光山法水寺

徳冨蘆花記念文学館
徳冨蘆花記念文学館

竹久夢二伊香保記念館
竹久夢二伊香保記念館

水澤寺
水澤寺



伊香保みやげはやっぱり

温泉まんじゅう


温泉まんじゅう

 日本の温泉場でよく見かける、温泉饅頭。伊香保温泉が発祥の地なのだそうです。元祖の味を、おみやげにしてみてはいかがでしょうか。特に伊香保の「湯の花まんじゅう」は、天皇家への献上品に選ばれたことがきっかけで、全国に知れ渡ったのだそうです。つやつやとした茶色い皮のおいしそうな饅頭を見れば、おみやげの前についつまみ食いしてしまいそうです。



伊香保温泉への交通アクセス


:関越道渋川伊香保I.Cより約20分、赤城I.Cより約30分
電車:JR渋川駅より関越交通バス利用
観光・イベント情報はここでチェック
HP/渋川伊香保温泉観光協会
https://www.ikaho-kankou.com/



伊香保周辺地図


伊香保周辺地図
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