太郎の漫湯記 Vol.6 松江 観光・グルメ編

16の橋をくぐりながら進む舟。冬にはより風情あるこたつ舟も登場する

　松江城周辺をぐるりと囲む堀川。この川を舟に乗って巡る「堀川めぐり」は、城下町情緒を存分に楽しめる観光としておすすめです。約50分かけてゆっくり回るので、水辺の草花や水鳥の姿を見かけることも。季節の移ろいも感じることが出来ます。

羽を広げたような入母屋破風屋根から、「千鳥城」とも呼ばれる松江城

　全国に現存する12天守のうちの1つがある松江城。天守の最上階には手すりが張り巡らされ、もともと司令塔と展望台の役割があったそうですが、いまでも最上階からは松江市内や宍道湖などを望めます。城の秘話を聞かせくれるガイドもいるので、一緒に回るのもおすすめです。

京店商店街の石畳をよく見ると、ハート型のものも。ぜひチェックして

　松江市内にはさまざまな縁結びスポットが点在しています。鏡の池占いの八重垣神社や願い石・叶い石の玉作湯神社などのほか、塩見縄手のハートの切り株やカラコロ工房前のピンクの幸運ポストなど。よいご縁にめぐり会えるよう、巡ってみては。

神々の里である方向へ沈む夕日。心なしか湖面の光も神々しく感じます

　宍道湖へは夕暮れ時に行くのがおすすめです。小泉八雲や田山花袋など多くの文人墨客にも愛され、現在では「日本夕陽百選」にも選定。昼間の宍道湖も美しいですが、「水の都・松江」の象徴とも言われる夕景を、ぜひその目で確かめてみてください。

園内は全天候型バリアフリー。雨の季節でも花々や鳥たちと出会えます

　ベゴニア・フクシアなどの花が咲き誇る花園や、たくさんの鳥たちとふれあえる回廊で結ばれた温室など、宍道湖湖畔にある「花と鳥の楽園」です。ペンギンのお散歩といった年齢問わず楽しめるショーも行われ、展望台からは、宍道湖が一望できます。

華やかな花火大会のほかに、ステージイベントや飲食ブースも展開

　少し先ですが、8月4～6日に「松江水郷祭」が行われます。このお祭りの目玉は5日の「湖上花火大会」。1万発の花火が夜の空や宍道湖を彩る、西日本最大級の花火大会です。「松江だんだんまつり」も同時開催され、多彩なイベントも企画されています。

出雲そばと言えば、「割子そば」（2枚540円〜）。好きな枚数を注文して！

　創業82年の老舗そば店です。地元産を中心に厳選したそばを石臼自家製粉、毎日手打ちするそばが人気です。またメニューに合わせ二種類の製粉方法のそばを使い分けています。

ドリアランチ（月替り）900円。夜のドリアランチ1,600円は全5品に

　駅近ながら、静かな裏通りの2Fに位置。ゆったり寛げる雰囲気のカフェです。メニューはランチセットやスイーツのほか、ディナーもお得なセットあり。気軽に利用できます。

しじみうま煮（540円）など加工品も多数。おみやげ探しにもおすすめ

　漁獲量日本一のシジミの情報を集めた展示館のほか、シジミを含めた“宍道湖七珍”が味わえる食事処、足湯などがあります。また和菓子や加工品など松江の名産も購入可能です。

販売から50年と歴史のある山陰銘菓。大きさやフレーバーも選べます

　和菓子も充実している松江みやげ。その中でもひと際目立つのがこの「どじょう掬いまんじゅう」。安来節にちなんだひょっとこのデザインに、もらう人も思わず笑顔になるのでは。

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