太郎の漫湯記 Vol.20 尾瀬檜枝岐 観光&グルメ編

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10月に太郎が旅するのは、福島県・尾瀬檜枝岐(ひのえまた)。
尾瀬国立公園の玄関口でもあり、天然温泉も楽しめる村です。
秋の尾瀬や歴史ある伝統芸能を体感できる所など、尾瀬檜枝岐を満喫できるスポットと温泉をご紹介。
さあ、太郎と一緒に出かけましょう!


秋の尾瀬を散策


尾瀬国立公園とは

よなご平
よなご平から望む燧ケ岳。季節によって違う表情を見せるのも魅力です

 雄大な自然に癒されると人気のスポットである尾瀬。燧ケ岳(ひうちがたけ)を中心に南側には尾瀬沼や大江湿原、西側には尾瀬ヶ原など、全て回るには2日以上かかる広大な、日本有数の高層湿原です。2005年には国際的に重要な水鳥の生息地と認定する「ラムサール条約湿地」に登録。2007年には、会津駒ケ岳や帝釈山などを編入して、国立公園にも認定されています。

山旅案内所
尾瀬檜枝岐温泉宿泊者にはガイド(有料)も用意。詳しくは山旅案内所へ


尾瀬の主なスポット

ブナ平
ブナの原生林が広がる「ブナ平」。この時期の美しい紅葉の景観も必見!

 尾瀬の主なスポットの一つが「尾瀬ヶ原」。東西6km、南北2kmの広大な湿原です。10月初旬までの金色に輝く「草紅葉」も絶景。木道が整備されているので、歩きやすいのも特徴です。二つ目が「尾瀬沼」。燧ケ岳の噴火で出来た高地の沼で、四季の美しい風景が人気です。檜枝岐から一番近いのは「御池」。ブナ平や複数の滝など、様々な景観が楽しめます。

モーカケの滝
水が約50mを一気に落下する迫力満点の「モーカケの滝」。展望台あり



その他の観光スポット


橋場のばんば
縁切りには新品、縁結びには切れないハサミを供える「橋場のばんば」

 尾瀬檜枝岐には他にも観光スポットが多数。中心部には村の歴史が分かる民俗資料館が。また冷たい清水が湧き出る「安宮清水」や、縁結び・縁切りの神様と信仰される「橋場のばんば」などもあります。中土合公園や、会津駒ケ岳への登山など、自然を楽しむレジャースポットも多くあるので、事前にチェックして、自分だけの旅をカスタマイズしてみては。

中土合公園
バーベキューなどできる中土合公園。展望台からは昼も夜も絶景を堪能

竜ノ門の滝
会津駒ケ岳登山道から行ける「竜ノ門の滝」は二段の美しい姿が人気です



檜枝岐歌舞伎の地へ


千葉之家花駒座
千葉之家花駒座が熱演。役者は村民ながら、素人離れした演技が高評価

 江戸時代より親から子、そして孫へと村人たちが受け継いできた「檜枝岐歌舞伎」。毎年春と秋に、村人を楽しませてきた伝統芸能です。県の重要無形民俗文化財にも指定されています。今年の上演は終わりましたが、歌舞伎伝承館「千葉之家」などでその雰囲気を体感することは可能。270年以上と言う歴史ある芸術に、散策しながら少しふれてみては。

檜枝岐歌舞伎
屋外で行う歌舞伎。先着順に自由に座ることができ、雨でもほぼ決行

檜枝岐歌舞伎
鎮守神に奉納するため上演されてきた歌舞伎。舞台も境内にあります



気軽に尾瀬を体感
ミニ尾瀬公園


 尾瀬檜枝岐に来たけれども、尾瀬の湿原へ出かける時間がない、そんな時は、ミニ尾瀬公園へ。湿原エリアや山里・山野草エリアなど、尾瀬を気軽に体感できます。また尾瀬ゆかりの書家や写真家の作品を展示した美術館のほか、「夏の思い出」の詩碑や譜碑など見所も多数。尾瀬ヶ原や尾瀬沼を実際に訪れた後でも楽しめるので、訪れたいスポットの一つです。

白籏史朗尾瀬写真美術館

白籏史朗尾瀬写真美術館
世界に誇る日本の写真家・白籏史朗氏が撮影した、尾瀬の作品など展示


夏の思い出詩碑・譜碑

夏の思い出詩碑・譜碑
譜碑は、近づくと、「夏の思い出」のメロディが流れます。詩碑もそばに



グルメ& おみやげはここで
尾瀬の郷交流センター


裁ちそば
名物・裁ちそばと、旬の山菜選りすぐりの天ぷらが味わえる、天ザルそば

 尾瀬の特産品が購入できます。中の食事処「水芭蕉」では、山人(やもーど)料理の裁ちそばなど地元の伝統料理をはじめ、旬の食材を使ったメニューが豊富にそろっています。食事もおみやげ購入もできるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

岩魚味噌
岩魚味噌など檜枝岐の特産品が充実。思い出とともに持ち帰ってみては

営業時間:9:00~17:00 ※食事処は5月~10月11:00~17:00、11月~4月11:00~15:00
問い合わせ:0241-75-2226
HP
http://hinoemata.com/ontoku/recreation/recreation-center/



尾瀬檜枝岐観光マップ


尾瀬檜枝岐観光マップ
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