新緑あふれる街で開催!
仙台・青葉まつり
時代で変化しつつ 300年以上続く
まつりより前に誕生したという「すずめ踊り」。はね躍る姿が、伊達家の家紋にある「雀」のようとこの名に|写真提供:仙台・青葉まつり協賛会
新緑がまぶしくなる5月に開催される、仙台三大まつりの1つです。その歴史は古く、1655年に「仙台祭」として始まり、明治時代には青葉神社の礼祭となり「青葉祭り」と呼ばれるように。しかし昭和40年代に、交通事情などで一時期途絶えます。
復活したのは、伊達政宗公没後350年を迎えた昭和60年。“市民がつくる市民のまつり”となり、今年で35回目を迎えます。一時期は途絶え、時代により変化しながらも300年以上続く、歴史あるまつりです。
「時代絵巻巡行」では、平安や戦国時代の扮装をした行列や、11基の山鉾巡行も。伊達政宗公も登場しますよ|写真提供:Sendai Aoba Festival Association
第三土曜日は昼夜すずめ踊りが行われる「宵まつり」。翌日曜日の「本まつり」では、さらに時代絵巻巡行も開催。また、両日とも伝統工芸の職人屋台や、美食家だったという政宗公にちなんで、伊達藩の美味しいものや物産の出店が軒を並べるそう。イベントを楽しみながら味わってみて。
震災翌年の2012年からは「復興祈願山鉾」も参加。幻想的な灯りをまとった山鉾を見ながら、早期復興を願う|写真提供:仙台・青葉まつり協賛会
仙台・青葉まつり
開催日:宵まつり/5月18日(土)、本まつり/5月19日(日)
開催場所:市民広場、定禅寺通ほか
問合わせ:仙台・青葉まつり協賛会 022-223-8441
公式HP:http://www.aoba-matsuri.com/
※開催時間や交通規制などホームページ等で確認を
こちらも訪れたい!
七夕まつり
仙台夏の風物詩。8月に行けない人は、市内にある「笹かま館七夕ミュージアム」で体感するのもおすすめ!|写真提供:仙台市観光課
仙台と言えば「七夕まつり」も有名。3000本以上の豪華絢爛な笹飾りが仙台市内を彩る、仙台三大まつりの一つです。仙台・青葉まつりの時期に行けないかも……という人は、8月6~8日に行われるまつりに合わせて出かけてみてはいかがでしょうか。
仙台藩祖の足跡をめぐる
伊達政宗 ゆかりのスポット
仙台城跡
天下取りの野望に燃えていた凛々しい姿を思わせる、伊達政宗公騎馬像|写真提供:仙台観光国際協会
平成15年に国の史跡指定となった、仙台城跡です。城は消失し、現在は一体が青葉山公園となっていますが、石垣や再建された脇櫓に、伊達藩62万石の居城だった当時をしのぶことができます。本丸跡からは仙台市内や、太平洋まで一望できます。
断崖が天然の要塞のよう|写真提供:仙台観光国際協会
石垣などは日没から23時までライトアップ|写真提供:仙台観光国際協会
所在地:仙台市青葉区川内1
交通アクセス:JR仙台駅西口バスプール16番乗り場よりるーぷる仙台乗車、仙台城跡前下車すぐ
大崎八幡宮
千鳥破風や軒唐破風など見所もたくさん。お参りしてから観賞してみて|写真提供:仙台観光国際協会
1607年に伊達政宗公によって創建され、昭和27年に国宝指定されました。内外とも漆塗の下地に施した彩色や、彫刻・金具で装飾された絢爛な雰囲気が特徴で、桃山建築の傑作と言われています。1月に行う「松焚祭」の裸まいりが全国的に有名です。
9月の例大祭では大神輿が近隣を練り歩くそう。境内では流鏑馬神事も|写真提供:仙台観光国際協会
所在地:仙台市青葉区八幡4-6-1
交通アクセス:JR仙台駅西口バスプール10・15番乗り場よりバス乗車、大崎八幡宮前下車
観光に便利!
るーぷる仙台
赤いバス停もかわいい♪ 平日は20分、土日祝は15分間隔の運行です
仙台市内を走るレトロかわいいバス、それが「るーぷる仙台」です。仙台城跡など観光地を訪れるのに便利です。運行は毎日16時まで、お得な一日乗車券もあるのでチェックして。
乗車場所:JR仙台駅西口バスプール16番乗り場
問合わせ:仙台市交通局案内センター 022-222-2256
公式HP:http://loople-sendai.jp/
宮城県・仙台周辺地図
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