太郎の漫湯記 Vol.23 静岡県・土肥 観光編

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新しい年が始まり、平成もあとわずか。
1月は日本らしさを満喫できるところへ旅したいと思った太郎は、日本の代表的な花である桜と温泉、そして日本食に欠かせない海の幸が楽しめる、静岡県・土肥(とい)へ行くことにしました。
1月なのに桜? と思うかもしれませんが、土肥は日本一早咲きの桜が楽しめる町なのです。
さあ、太郎と一緒に土肥への旅に出かけましょう!


日本一早く咲く桜を見に行こう!


土肥桜まつり

土肥桜まつり
花びらも大きく、ピンクの色味が2種ある土肥桜。じっくり見てみて!

 1月上旬に開花という、日本で最も早咲きと言われる土肥桜。美しく咲き誇るこの桜と、さまざまなイベントが楽しめる祭りです。1月20日のオープニングイベントでは和太鼓演やミュージックライブなども開催。お茶のサービスや、地場産品直売なども行われます。

 土肥桜は松原公園のほかに丸山スポーツ公園や恋人岬など、土肥温泉各所に約400本植栽されています。いろいろな場所で桜を楽しんでみるのもおすすめです。さらに土肥金山では「夜桜ライトアップ」も開催。昼とは違う幻想的な夜桜を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

開催日時:1月20日(日)~2月3日(日) 10:00~15:00
開催場所:松原公園芝生広場
問い合わせ:伊豆市観光協会土肥支部 0558-98-1212


松原公園には世界一の花時計も

世界一の花時計
外周のパネル化した天然石の上を素足で歩けば、健康増進も図れますよ

 松原公園は夕日の名所としても知られていますが「世界一の花時計」でも有名です。約5,000本の花々で彩られた華やかな「花の町・土肥」のシンボルである時計。こちらも必見です。



ここにも行ってみて!
土肥の観光スポット


最福寺

最福寺
心穏やかになるような静かな雰囲気も人気。土肥の歴史にもふれてみて

 春には近年、新種登録された桜「伊豆最福寺しだれ」が楽しめます。境内には資料館もあり、土肥の遺跡からの発掘品や、土肥城主富永氏の系図など歴史的に貴重な資料を展示しています。


清雲寺

清雲寺
畳1枚ほどある大きな絵を、約90枚掲示。時間をかけて見たいですね

 西伊豆における、日蓮宗の宗寺です。戦国の歴史を秘めているという、土肥高谷城主富永山城主守の菩提寺でもあるそうです。ここでは日蓮上人の一代記を描いた絵が有名です。


恋人岬

恋人岬
想う人の名を呼びながらラブコールベルを3回鳴らせば、愛が叶うかも

 全長700mほどある富士見遊歩道の先端にあり、駿河湾越しに御前崎から富士山まで望む展望台やラブコールベル、猫店長「らぶにゃん」に会えるステラハウスなどがあります。


安楽寺

安楽寺
まぶ湯は拝観料150円。土肥温泉を訪れたら、立ち寄ってみたいですね

 曹洞宗の安楽寺。ここにあるのは、金鉱の中から湧出した土肥温泉発祥という「まぶ湯」です。別名医王泉とも呼ばれ、最深部には子宝祈願にご利益があるという夫婦神社もあります。


旅人岬

旅人岬
人気夕日スポットの1つ。運がよければ対岸の清水や静岡も見えるかも

 水平線に沈む夕日は得も言われぬほど美しいという、直木賞作家・笹倉明氏の作品に由来する岬です。断崖の上には階段状のテラスがあり、そこからは駿河湾を一望できるそうです。


土肥への交通アクセス

:伊豆縦貫道・修善寺道路「修善寺」より、国道136号で約35分
電車:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」より、東海バスで約50分


土肥のイベント、観光情報はここでチェック!
 
http://www.toi-annai.com/



いろいろ味わいたい!
土肥の特産品


白枇杷
白枇杷の収穫は5月下旬~6月上旬頃。今の時期は加工品を探してみて

 海や山と豊かな自然に恵まれた土肥。特産品もさまざまなものがあります。まずは「白枇杷」。その名の通り果肉が白っぽく、甘味と酸味のバランスがよいビワです。ワインやジャムなどの加工品も販売されています。

伊勢海老
伊勢海老は5月15日までが漁期。ぷりっぷりの食感を味わってみて

干物
日本の朝食はアジの干物が定番ですが、サンマやキンメもおいしいよ!!

 伊豆と言えば外せないのは、やっぱり海産物。伊勢海老やアワビもぜひ味わいたいですね。またお土産には、干物をぜひ。一つ一つ丁寧に天日干しされた一品が、おうちでも味わえます。

心太
暑い夏だけでなく、冬の暖かい部屋で冷た~い心太を味わうのも◎です

 良質な天草から作られる心太も名物の一つ。うっかり太りがちな冬のダイエットおやつとしてもおすすめです。現地で、そして家でも土肥の味覚を存分に楽しんでみて。



土肥温泉マップ


土肥温泉マップ
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