つらくはないのか「東京砂漠」
女子の冬の悩みの代表的なものの一つに乾燥がありますよね。オッサンの僕にしても年々背中や腰のまわりのかゆみを実感しています(……加齢のせいともいう)。12月から1月にさしかかると、乾燥でかゆみが強くなり、ついつい肌にダメージを与えてしまうこともあるのではないでしょうか。
実際に気象庁のデータによると、東京の2014年1月の平均湿度は46%。1914年は61%ですから、100年間で湿度が15%下がっていることになります。ちなみに気温は2014年1月7.9℃、1914年1月4.3℃で、100年間で3.6℃の上昇。湿度減の要因の一つは温暖化ともいわれています。
往年のヒット曲に「東京砂漠」がありますが、ほんとうに東京の砂漠化は進んでいるのかもしれません。
まてよ……、ということは、現代の女子より100年前の女子の方がしっとりした美肌だったってこと? ちょっと100年前にタイムスリップしてみたいような……、いやいや、テクノロジーの進んだ現代、100年前の女子に負けるわけにはいかないじゃありませんか。思いつくのは加湿器! ……ううん。僕の子供のころは、石油ストーブの上にやかんでお湯沸かしてたなぁ。まあ、お風呂の話にまいりましょう。
女子力UPワンポイント「乾燥を極力制御せよ」
「お風呂」場面における乾燥予防は、いかに浴後の「水分蒸散量」(皮膚から失われる水分量)を少なくするかにかかっています。基本は、
①体を洗うときは「ゴシゴシこすらない」
②冬仕様の入浴剤を
③浴後の保湿は入念に
がポイントです。
まず①。これは年間を通して言えることでもありますが、体を洗う際に「ゴシゴシ」こすってしまうと皮膚にダメージを与えてしまいます。毎日お風呂に入るのであれば、日常生活で体を清潔に保つには、やさしくなでる程度で十分です。
②に関しては、硫酸ナトリウムなど保温機能が高い入浴剤を選んでみると良いでしょう。
そして③。女子であれば常識中の常識ではありますが、冬ならではのポイントを、アロマ研究家で温泉利用指導者でもあるケイ武居さんにうかがいました。「お風呂上りには、いつものアイテムを使う前に、ワンクッション、オイルマッサージを挟んでみると効果的です。フェイシャル、ボディともに週2回程度のセルフマッサージを試してみてはいかがでしょうか。乾燥がひどい方は集中的に毎日実践してみるのもいいかもしれません。油っぽいのが気になる方は、マッサージ後ホットタオルで蒸しあげると、オイルの吸収も促進しますし、べたつき感も解消できますよ」
試してみてはいかがですか?
著者: 後藤康彰
日本健康開発財団 温泉医科学研究所主席研究員
出典: 旅とワインとワンコが大好きな出版社
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