都会を離れ
コロナ禍でテレワークが常態化し、働き方も随分変わりました。太郎は肌で感じるタイプなので、顔を突き合わせない画面越しはどうも苦手です。これまで、人生の大半を横浜で過ごしてきました。都会の生活は便利ではありますが、時間を費やすのにはお金もかかりますし自由度も制限されてしまいます。
そこで、流行の二拠点生活。
仕事柄、たくさんの地方の温泉地を巡ってきました。元々、山に囲まれた長野県で幼少期を過ごしていますので、「田舎暮らしとは」「自然とのかかわりとは」「自給自足とは」などは肌で理解できます。
随分、長いこと都会生活に慣れ親しんでしまいましたが、田舎生活にそれほど抵抗は感じません。今、どこに住んでもリモートで仕事ができる。ならば、自然に囲まれて生活費の安い郊外に住もう! と考えるのに、さほど時間はかかりませんでした。
でも、「田舎の不便さ」「人とのかかわり方」「自然との闘い」もあること。それを理解していないと長続きはしません。ハッピーリタイアメント、田舎に住んでのんびりと余生を過ごそう! それもいいのですが、そんなに簡単ではありません。健康を害したら……、連れ合いも同様の価値観を持っているか……。有り余る時間を過ごす術はご存知ですか? 日曜日の18時から放送される「人生の〇〇」や、日曜の20時の「ポツンと◯◯」のようには簡単にはいかない……。それが田舎生活です。
便利なサービスも
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諸星 敏博
有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事
1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。