風呂超爺・太郎の二拠点生活blog「第3話・映画『PLAN 75』と候補地選び」

風呂超爺・太郎の二拠点生活blog「第3話・映画『PLAN 75』と候補地選び」

PLAN 75、PLAN 70

 第75回カンヌ国際映画祭で「PLAN 75」という早川千絵監督の作品が賞を取りました。6月17日より一般公開されています。まだ拝見しておりませんので詳細はわかりませんが、報道されているような「75歳で生き方を選択する・させる」という意味合いで言えば、太郎は「PLAN 70」を実践しようと思い、終活の準備をスタートさせました。

 長寿社会……、生きるか・死ぬかの選択は自らはできませんが、太郎は4年ほど前に大きな病院で「コードブルー」を体験しましたので、延命治療や葬儀などについては希望を書面にしてあります。臨死体験を経験したことで、これからの自分の身の振り方を真剣に考えるようになったのです。

 太郎は仏教徒です。実家は曹洞宗ですので私も……ということなのでしょうが、2年前に似非お遍路さんになって、四国88か所の霊場を4回に分けて巡り、最後は和歌山の高野山も訪れました。この体験もaround70を考えるきっかけになりました。

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 故郷、長野県には「姥捨山」という話が残されています。いかに周囲に迷惑をかけずに寿命を全うするかが今のテーマです。この超高齢社会においてシニア世代をどう扱うのか……、しばらくは議論が続きそうですね。

温泉好きのための二拠点生活候補地選び

 「ゆ~ゆ」200号を機に現役から身を引き、コロナ禍で社会の有り様も変化していく中、二拠点生活を思い立った太郎のPLAN 70。まずは新生活の候補地選びです。選定するにあたって、以下の項目を検討しました。

①最低限の生活関連の店や病院があるところ

年を取ると持病だけでなく、突発的に体調が悪くなることがあるものです。

②横浜の事務所まで2時間以内で行けるところ

老後の資金に困らないように年金以外の収入も確保しないと……

③素人が手を入れる余地がある庭付き一軒家

とにかく、時間だけは有り余るものです。自分で出来る改装は自分でやって、無理なところは町の修繕屋さんにお願いします。

④温泉が付帯されているか、温泉施設に徒歩で行けるところ

温泉が付帯されている物件は私営の水道と浄化槽がおすすめ。温泉供給費用が公営の上下水道代と変わりません。

⑤海・山・川があるところ

海と川では魚を、山では山菜がとれます。

⑥よそ者でも受け入れてくれる土地柄

都会では近所付き合いなど関係ない場合が多いですが、田舎では万が一の時に役立ちますし、田舎暮らしの秘訣も教えてもらえます。

そんな訳で、太郎が選んだ候補地は……

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伊豆高原です!


風呂超爺・太郎の二拠点生活blog

諸星 敏博

有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事

1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。


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