風呂超爺・太郎の二拠点生活blog「第40話・火山のめぐみを蛇口ひとつで」

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温泉豆知識

 太郎の秘密基地選定のキーワードの一つは温泉、それも昔ながらの温泉であることです。一言で温泉と言っても、温泉法で定められた様々なタイプがあることは皆さんもご存じのとおりです。

 さて、皆さんおなじみの都市部のスーパー銭湯でも温泉を提供している施設は多く、昔のように山間の温泉地まで行かなくても、生活圏で温泉を楽しめるようになりました。それなのになぜ伊東の山奥に!? と思われるかもしれません。

 実は温泉には、大別すると火山性と非火山性があります。身近な都市部の温泉はほとんどが非火山性です。技術の進化により、地下1,000メートルを超える深部から温泉を汲み上げられるようになったからです。

蛇口をひねれば適温の贅沢

 秘密基地がある地区はおよそ800軒。住んでいない家もありますが、毎日、配給温度44度の温泉が供給されています。この地区には大室山と小室山という火山があります。今は安全な観光施設になっていますが、噴出された火山岩は今でもあちこちに見られます。

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大室山:毎年2月に行われる野焼きの様子

 秘密基地の源泉温度は40度。浴槽に追い焚き機能がない家が多いため、湯温を上げてすべての家に安定的に適温の温泉を届けるのは大変ですが、湧出温度が比較的安定していますので、湯口を開ければ適温の温泉を楽しむことができるのです。ちょっとだけ贅沢な楽しみです。

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風呂超爺・太郎の二拠点生活blog

諸星 敏博

有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事

1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。

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