
ゆ〜ゆ本誌にて2013年まで連載していた「お風呂の四方山話」が令和版「温泉・温浴の四方山話」として復活! 愉湯太郎が伊豆高原の秘密基地よりお届けいたします。「風呂超爺・太郎の二拠点生活blog」とあわせ、ぜひお楽しみください(編集部)。
温泉と長寿の県「信州」
太郎は4歳から18歳まで(途中福岡に1年だけ住んだこともありますが)信州で過ごしました。信州人が長寿と言われるのは、温泉が身近だから? と思いたいのですが、実は野菜の摂取量が多いからなのだとか。
しかし、太郎がお風呂好きになったのは、信州に住んでいたからだということだけは間違いありません。四方を山に囲まれた盆地ですから、車で数十分も走れば良質な温泉があちこちにあります。いま思えば、太郎がお風呂情報誌「ゆ~ゆ」を発行したのは、当時温泉偽装問題が報道された信州の名湯、白濁の湯「○骨温泉」がきっかけでした。秘湯中の秘湯なんですけどね。
発行初年度は信州のお風呂が表紙を飾ることが多かったのも太郎の個人的な理由なんです。そういえば、地獄谷のお猿さんにインタビューにも行ったっけ! 当時は1日に数軒のお風呂に入る体力もあったけれど、今はとても無理です。

その信州では、一部の地域で「PPK」が合言葉になっているそうです。そう、ピンピンコロリ。太郎が目指す終活です。
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諸星 敏博
有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事
1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。