伊豆半島の温泉宿に「湯治箱」誕生

 静岡県の伊豆湯ヶ島温泉ゆかりの作家の小説や、伊豆を題材にした文芸作品の書物を収めた「伊豆湯治箱」が、伊豆半島に温泉旅館やホテルにお目見えしました。

 「湯治箱」は、伊豆にある温泉宿50軒が集まる「伊豆かかりつけ湯協議会」が企画したもので、「ふるさとへの帰郷」をテーマに伊豆にゆかりのある作家や作品のほか、地域に伝わる民話や女将厳選の書籍などを収めた書棚で、規模や設置場所は温泉宿それぞれ独自の工夫がされています。

 設置施設は、ホテル天坊(伊豆の国市)、熱海後楽園ホテル(熱海市)、ラフォーレ倶楽部伊東温泉湯の庭(伊東市)ゲストハウスつくし館(東伊豆町)熱川プリンスホテル(東伊豆町)大滝温泉天城荘(河津町)湯治場21大見山荘(伊豆市)白壁荘(伊豆市)落合楼村上(伊豆市)船原館(伊豆市)で、書籍は幼少期に伊豆で過ごした井上靖の「しろばんば」初版本や「孔子」など基本セット5冊に、各宿が独自に選んだものが置かれています。


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