閉店した銭湯の取り壊しを地元有志が阻止し保存へ

 2013年5月に経営者の高齢化を理由に閉店し年内取り壊しが予定されている銭湯「ライン湯」(愛知県犬山市)を、地元有志らが取り壊しを阻止、建物の保存活用に向けた組織を立ち上げることを決めました。

 同銭湯は大正末期から営業を続け犬山市で唯一残る銭湯として地元住民から愛された施設ですが、経営者は89歳と高齢となり、保存利用するにも経済的負担が困難とし、今年5月に閉店し年内取り壊す予定になっていました。

 5月に閉館されて以降、子供の頃から利用していた地元住民や近隣大学の教授や学生たちから、築90年の貴重な建物を取り壊すのはもったいないとする意見が高まり、10月25日には保存活用方法などを調査し保存に向けた活動をするための組織を設立することを決定、保存に向けて動き始めました。


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