ゆ〜ゆ本誌にて2013年まで連載していた「お風呂の四方山話」が令和版「温泉・温浴の四方山話」として復活! 愉湯太郎が伊豆高原の秘密基地よりお届けいたします。「風呂超爺・太郎の二拠点生活blog」とあわせ、ぜひお楽しみください(編集部)。
増える外浴、大歓迎!
ここ数年、サウナーと呼ばれる人たちが増えました。同時に、不届きなニュースも目に付きます。「勝手に温度設定を上げた!」「ロウリュウにお小水をかけた!」「汗を流さず水風呂に入る!」などなど……。残念なこともありますが、サウナを好きになって外浴(これはゆ~ゆの造語で、自宅以外のお風呂に入ることです)する機会をもって頂けることは大歓迎です。
サウナ専用施設も続々とオープンしています。ビルインで個室サウナ、女性専用サウナ、キャンプ施設のテントサウナ、自然を利用した水風呂のそばに出来たサウナなど、個性的なサウナが急増中です。
衛生管理に留意して
十数年前に熱気浴の一つである岩盤浴の専門施設が都市部のビルにたくさん出来た時代がありました。岩盤浴は遠赤外線で体の内部から温めますので女性に大人気でした。ところが、ある日マスコミが「不衛生だ!」という報道をしたのを機に、ビルインの専用施設は衰退しました。
サウナも新規参入する企業さんが多い分野です。両施設とも汗をかくというのが目的ですから、同じ轍を踏まないように衛生管理には留意して欲しいものです。
諸星 敏博
有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事
1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。