島根県の玉造温泉は、周辺一帯で取り組んだ地域再生とした町づくり効果と、60年に1度の出雲大社の大遷宮に多くの観光客が訪れ、年末から正月三が日にかけても多くの温泉旅館で満室状態の大盛況です。
ここ数年来、旅行スタイルが変わり団体客の減少で経営困難に陥る温泉旅館などが相次いだことで危機感を抱いていた同温泉は、市、旅館組合、商工会などが一体になり「周辺にある資源などを生かした町づくりを」を実施、同時に出雲大社の60年に1度の大遷宮が好影響となり観光客数が初めて100万人を超えました。
地域一体となって取り組んだ町づくりは、全国の地域再生のモデルになるとして評価され「まちづくり達成大賞」(まちづくり情報交流協議会主催)も受賞したことで同温泉はますます活気づき、出雲大社の大遷宮の神事が全て終了した5月以降も観光客数は増加、年末年始、正月三が日も各温泉宿は満室状態で予約が取れにくい状況が続いています。