【那須塩原】観光と温泉でちょっと遠くへ 太郎の漫湯記 Vol.102

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夏休みに思いっきり遊んだあとは、近場でゆっくり過ごせる温泉地へ行きたいと考える人も多いのでは。
そこで太郎が9月の旅先に選んだのは栃木県の那須塩原です。市内には県や国の文化財も点在。
温泉とともに歴史や文化にふれる旅へ、みなさんも一緒に出かけてみませんか。

※施設の営業状況などにつきましては、事前にご確認のうえおでかけください。

目次

那須塩原の文化財をめぐる

旧青木家那須別邸(国指定重要文化財/黒磯)

旧青木家那須別邸(国指定重要文化財/黒磯)
道の駅「明治の森・黒磯」敷地内にあり。休憩を兼ねて立ち寄ってみて

 ドイツ様式を採用し1888年に建築。2006年に復元した、ドイツ公使などを務めた青木周蔵の別邸です。ドイツで建築を学び、国内外で活躍した松ヶ崎萬長(つむなが)が設計したものでは、国内で唯一残るという意味でも貴重な近代建築となっています。

所在地:那須塩原市青木27
開館時間:9:00~17:30
※冬期は16:30まで
休館日:第3火曜ほか不定休あり
※季節での変更もあり
入館料:大人200円、小中学生100円
※第3日曜は小中学生無料
アクセス:JR「那須塩原駅」西口より板室温泉、那須ハイランドパーク方面バス乗車
HP:https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/soshikikarasagasu/shogaigakushuka/bunkazai/2/6/2636.html

乃木神社(国登録有形文化財/西那須野)

乃木神社(国登録有形文化財/西那須野)
2019年に本殿と拝殿が国登録有形文化財に。緑豊かな境内も魅力です

 明治天皇崩御の際に殉死した、陸軍大将・乃木希典夫妻を祀るために、1916年に建立された神社です。参拝のあとには、現在も保存されている乃木将軍の別邸(内部は非公開)や、遺言書や刀剣といった貴重な遺品が収められた「宝物館」など、境内をめぐるのもおすすめです。

所在地:那須塩原市石林795
アクセス:JR「西那須野駅」よりタクシーで約5分
HP:https://www.nasu-nogijinja.jp/

天皇の間記念公園(県指定有形文化財/塩原温泉)

天皇の間記念公園(県指定有形文化財/塩原温泉)
「天皇の間」とは、周辺の人々が敬愛を込めて御座所をこう呼んだそう

 大正天皇をはじめ、明治から昭和にかけて多くの皇族に避暑地として利用された旧塩原御用邸。その中心部にあった御座所を、原型のまま1981年に移築し、今なお保存している公園です。歴史の趣ある空間から、四季の景観を楽しみながら過ごせます。

所在地:那須塩原市塩原1266-113
TEL:0287-32-4037
開催日時:9:00~17:00
※季節により変更あり
休 園 日:水曜日
※祝日の場合は翌日
入園料:一般300円、小中学生・65歳以上 200円
アクセス:JR「西那須野駅」西口より塩原温泉バスターミナル行き乗車、「塩原福渡」下車徒歩約6分
HP:https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/soshikikarasagasu/tsuishin/sio/kankoshisetsu/2254.html

国登録有形文化財のカフェで食事を「カフェ・ド・グランボワ」(黒磯)

「カフェ・ド・グランボワ」(黒磯)
石造りの重厚な外観。半円アーチの窓が4つ並ぶデザインも素敵です!

 1918年に建築されたかつての黒磯銀行本店で、現在は高木会館となっている建物の1Fで営業しているカフェです。当時から残る格天井など、格調あるレトロな空間で、パスタやピザをはじめ、さまざまな料理やスイーツを味わうことができます。

「カフェ・ド・グランボワ」(黒磯)
那須御用卵をトロトロに仕上げた「オムライス」(1,250円)も人気
所在地:那須塩原市本町5-19
TEL:0287-64-2330
営業時間:11:00~15:00(料理L.O.14:30)、18:00~21:00(料理L.O20:00)
定休日:火曜日、月2回の月曜日
アクセス:JR黒磯駅より徒歩約2分
HP:https://cafe-de-grand-bois.com/

牧場にある歴史的建造物「萬歳閣」(松方別邸)

「萬歳閣」(松方別邸)
日露戦争、遼陽(りょうよう)陥落の報に万歳したことが名の由来だそう

 1903年に建築。当時の総理大臣で千本松牧場を造った松方正義の別邸で、牧場北側の松林に現存しています。内部は見学不可ですが、1階石造り、2階木造の外観だけでも見応えあり。また周辺のモミジが色づく紅葉の季節は、別邸が一段と映えるそうです。

千本松牧場

千本松牧場
「千本松テラス」や子どもの遊具エリアなど、新スポットが続々登場!

 こだわりの牛乳づくりで知られるのはもちろん、ウサギなど小動物とのふれあいや乗馬、アクティビティや温泉も楽しめる牧場です。しぼりたて牛乳を使ったソフトクリームや、「ファームレストラン」のジンギスカンなどグルメも充実しています。

所在地:那須塩原市千本松799
TEL:0120-36-1025
料金:入場無料
営業時間:施設により異なるためHPでチェックを
休業日:施設により異なるためHPでチェックを
アクセス:JR「那須塩原駅」よりタクシー、もしくは、JR「西那須野駅」よりJRバス関東「塩原温泉バスターミナル」行き乗車、「千本松」下車
HP:https://www.senbonmatsu.com/

歴史を知るスポット「塩原もの語り館」

塩原もの語り館
尾崎紅葉はじめ名だたる文人が湯治に訪れた歴史を知ることができます

 年表やかつて湯治に訪れた文人の紹介などが展示された「資料展示室」を中心に、自然を満喫できるテラス、カフェや直売所等も備えた、塩原温泉をさまざまな角度から楽しめる施設です。1Fカウンターでは地元観光案内も。旅の始めに立ち寄ってみて。

所在地:那須塩原市塩原747
TEL:0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
営業時間:8:30~18:00
※資料展示室。施設により異なる
定休日:年中無休
入館料:資料展示室のみ大人300円、小中学生・65歳以上200円
アクセス:塩原温泉バスターミナルより徒歩約2分
HP:https://shiobara-monogatari.com/

ホテル周辺を散策しながら「紅の吊橋」へ

紅の吊橋
その名の通り紅葉の名所。少し先ですが時期に訪れるのもおすすめです

 「紅(くれない)の吊橋」は箒川にかかる橋のひとつで、「塩原もの語り館」の裏手にあります。渡った先にも遊歩道が続いていて、妙雲寺などにもつながっているので、ホテルから散策するのにぴったり。少し早起きして歩いてみてはいかがでしょうか。

所在地:那須塩原市塩原字古町
アクセス:伊東園ホテル塩原より徒歩約13分

塩原温泉を満喫できる宿へ
伊東園ホテル塩原

ph8.0の美肌の湯を堪能できる
四季折々の絶景が魅力の温泉宿

伊東園ホテル塩原

 那須塩原温泉郷の箒(ほうき)川沿いに位置する伊東園ホテル塩原。季節ごとの景観と美肌の湯を存分に堪能できるホテルです。お風呂はph8.0とまるで化粧水のような湯を、大浴場と露天風呂で楽しめます。大浴場にはジャグジーや寝湯のほかにサウナも完備。お肌のケアと疲れを解消したい方は、あわせて利用してみて。

伊東園ホテル塩原

 また、客室は6~18畳までさまざまなサイズの和室や、ツイン・トリプルの洋室など、部屋タイプも種類豊富。人数やシーンに合わせてお好みで選べます。おすすめはゆったりとした広縁付き和室。家族やグループでのびのびと過ごしたい方は、こちらを選んでみては。

夕食バイキングはアルコールも飲み放題!
別注料理をプラスしてより豪華な食事も◎

 食事は夕食・朝食ともに、和洋中の豊富なメニューがそろうバイキング。旬の野菜やフルーツを使った料理、スイーツも味わえます。夕食時はアルコールも飲み放題! 食事をより豪華にしたい時は、「金目鯛の煮付け」や「とちぎ和牛ステーキ」などの別注料理(別料金)をプラスしてみては。

 館内にはカラオケや卓球など無料施設が充実。市営の巡回バスを利用すれば、那須塩原の観光スポットへも気軽に足を運べます。

 また、2025年12月1日(月)開始の蟹食べ放題付き宿泊プランも予約受付中。旬の味覚を味わいたい方は、ぜひお見逃しなく!

伊東園ホテル塩原
所在地:那須塩原市塩原2196-4
TEL:0570-067-780
宿泊料金:大人1名1泊2食付7,800円~(消費税込8,580円~/入湯税別)
アクセス:那須塩原駅、西那須野駅より送迎バスあり
※各1日1便、宿泊2日前までに要予約
HP:https://www.itoenhotel.com/shiobara

那須塩原観光地図

▼情報はここでチェック

那須塩原市観光局

https://nasushiobara-kanko.jp/

▼アクセス

電車:JR東北新幹線「那須塩原駅」、JR東北本線「西那須野駅」、「那須塩原駅」より各所へ

車:東北道西那須野塩原I.C、黒磯板室I.C より各所へ

いかがでしたか?

秋に少し時間ができたら、歴史的にも貴重な文化財に出合える那須塩原へ出かけてみてください。


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