ゆ〜ゆ本誌にて2013年まで連載していた「お風呂の四方山話」が令和版「温泉・温浴の四方山話」として復活! 愉湯太郎が伊豆高原の秘密基地よりお届けいたします。「風呂超爺・太郎の二拠点生活blog」とあわせ、ぜひお楽しみください(編集部)。
熱波師の言葉
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、今回はサウナのお話。サウナブームで、「ロウリュウ」という言葉はよく耳にするかもしれません。一方「アウフグース」は耳慣れない言葉ですよね。日本では熱波隊といった方がわかりやすいでしょうか?
先日、某テレビ局の「セブンルール」という番組で、アウフグースの世界大会にて3位になった五塔熱子さんが紹介されていました。五塔さんは日本の熱波甲子園でも優勝しています。全国あちこちのサウナ施設から依頼されて「アウフグース」のパフォーマンスを提供しているそうです。
番組で彼女はこんなことを話していました。
「サウナ室で扇いで熱い風をあてることだけではなく、サウナ室を出た後も風をおこして心地よく……云々」
焦げそうな熱波をうけてサウナーの仲間入りだと話している人に聞かせたい言葉でした。
太郎とサウナ
最近のサウナブームはちょっと異常な気がします。太郎は心臓の病気をしてから長く入れませんし、水風呂もNGです。それでも、週に2回くらいはサウナを欲します。
ととのう……この言葉をブームにした方はすごいなぁ~~と思います。あなた! 本当にととのう!! って感じてますか??? 太郎はサウナ歴55年、体調不良をどれだけ助けてもらったかわかりません。それがととのう……なのでしょうか!?
諸星 敏博
有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事
1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。