観光と温泉でちょっと遠くへ「南紀串本」太郎の漫湯記 Vol.59

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まだまだ寒い日が続きそうな2月。
少し早い春を求めて太郎が旅するのは、本州最南端の町「南紀串本」。
貴重な景観や体験、もちろん温泉も楽しめる地へ、今月も太郎と一緒に出かけましょう!
※施設の営業等は変わる場合がありますので、事前に確認してからお出かけください。

目次

雄大な太平洋を望む 本州最南端の町を観光

橋杭岩

道の駅「くしもと橋杭岩」
併設する道の駅「くしもと橋杭岩」。食事や休憩、おみやげ探しにもぜひ

 橋の杭のみ立つような姿から名付けられた、国の名勝天然記念物。海の浸食によってできた奇岩ですが、弘法大師と天邪鬼が賭けをして一夜で立てたという伝説も残っています。

橋杭岩
串本から大島へ約850m。40余りの岩柱が、海中にそびえ立っています
所在地:東牟婁郡串本町くじの川1549-8
問合せ:0735-62-5755
営業時間:9:00~17:00
※ 4月~9月は~18:00
休館日:なし
アクセス:串本町コミュニティバス「橋杭岩」下車
HP:https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/wakayama/hasiguiiwa.html
※道の駅「くしもと橋杭岩」

潮岬

潮岬観光タワー
潮岬観光タワーでは、「本州最南端訪問証明書」を発行。旅の記念にぜひ

 約10万㎡もの芝生が広がる本州最南端の「潮岬」。隣接する「潮岬観光タワー」の展望台からは、芝生の向こうに広がる雄大な青い海や、遠く那智山まで望めることもあるそう。

潮岬
緩やかな弧を描く太平洋が見えるこの地では、地球が丸いことを実感!
所在地:東牟婁郡串本町潮岬
問合せ:0735-62-0810
営業時間:8:30~16:30
休館日:なし
アクセス:串本町コミュニティバス「潮岬観光タワー」下車
HP:https://kumanokanko.nankai-nanki.jp/drivein/
※潮岬観光タワー

南紀熊野ジオパークセンター

南紀熊野ジオパークセンター
火山噴火や津波の実験などで、自然の不思議を体感することができます

 独特の景観や温暖湿潤な気候による様々な動植物などに出会える「南紀熊野ジオパーク」の情報を発信する施設。プロジェクションマッピングなど楽しみながら学べる施設です。

所在地:東牟婁郡串本町潮岬2838-3
問合せ:0735-67-7100
営業時間:9:00~17:00
休館日:年末年始
アクセス:串本町コミュニティバス「潮岬観光タワー」下車
HP:https://nankikumanogeo.jp/

串本海中公園

串本海中公園
餌やり体験ができる「ウミガメパーク」など、ここならではの施設が充実

 串本の生き物だけが集まった水族館など串本の海を満喫できる公園。水深6.3mの「海中展望塔」や、サンゴ群落が見られる海中観光船は、洋服のままで海の世界を体感できます。

所在地:東牟婁郡串本町有田1157
問合せ:0735-62-1122
営業時間:9:00~16:30
※チケット購入は閉館30分前まで
休館日:なし
アクセス:串本町コミュニティバス「海中公園センター」下車
HP:http://www.kushimoto.co.jp/

ここにも立ち寄りたい 紀伊大島

樫野埼灯台

樫野埼灯台
園内は水仙の群生地。可憐な花を咲かせる冬は、甘い香りが楽しめます

 島の東端に位置する、日本最古の石造りの灯台です。今は自動点灯の無人灯台となっていますが、現役として活躍中です。隣には、灯台の旧官舎も。こちらは内部見学ができます。

所在地:東牟婁郡串本町樫野埼1006-1
問合せ:0735-62-3171 ※南紀串本観光協会
アクセス:串本町コミュニティバス「樫野灯台口」下車

海金剛

海金剛
岩礁に荒波が砕け散る様は海から頭を出す恐竜のよう。迫力満点です!

 青く深い海から巨岩が突き出す「海金剛」は、荒波によって鋭く研磨された、大小さまざまな岩石が織りなす景勝地です。この名は、朝鮮半島の名勝である金剛山が由来なのだとか。

所在地:東牟婁郡串本町樫野
問合せ:0735-62-3171 ※南紀串本観光協会
アクセス:串本町コミュニティバス「樫野」下車徒歩約10分
※日米修交記念館と同じ敷地内

トルコ記念館

トルコ記念館
館内には遺品や写真なども展示。遭難事故の様子を知ることができます

 明治23年に起きたトルコの巡洋艦「エルトゥールル号」の遭難事故。その犠牲者の慰霊を通じて、長年交流してきたトルコと串本町との友好関係の印として建設された施設です。

所在地:東牟婁郡串本町樫野1025-26
問合せ:0735-65-0628
営業時間:9:00~17:00
休館日:なし
アクセス:串本町コミュニティバス「樫野灯台口」下車徒歩約1分

南紀串本みやげはここで!

おざきのひもの

 ランチが食べれるひもの店。「鯨ハム」やビールに合う「うつぼの揚煮」と、おみやげに最適な商品も充実です。

所在地:東牟婁郡串本町鬮野川(くじのかわ)1477
問合せ:0735-62-0337
営業時間:8:00~18:30 ※ランチ(定食)は11:00~14:00
休館日:なし
アクセス:串本町コミュニティバス「橋杭岩」下車徒歩約3分
HP:https://www.ozakinohimono.com/

菓子潮ざき

菓子潮ざき

 橋杭岩をイメージした「立岩巻」や、なんたん蜜姫を使った菓子など、地元モチーフの和菓子が揃っています。

菓子潮ざき
所在地:東牟婁郡串本町串本40-35
問合せ:0735-62-5288
営業時間:平日8:00~18:00 ※日曜は~17:00
休館日:火曜、元旦 ※祝日やお盆は営業
不定休あり
アクセス:JR串本駅前
HP:http://www.kashi-shiozaki.jp/

大江戸温泉物語 南紀串本

 本州最南端、和歌山県串本町に位置する「大江戸温泉物語 南紀串本」は全室オーシャンビューの客室から、眼前に広がる太平洋の雄大な景色をお楽しみいただける海辺の温泉宿です。

 この絶景は客室だけではなく、露天風呂からも堪能できます。対岸の大島や串本大橋、国の天然記念物の指定も受けている名勝・橋杭岩を自家源泉100%の天然温泉に浸かりながら眺めるひと時はこのうえない贅沢な時間です。早朝は、水平線から昇る朝日を眺めながら極上の湯あみをお楽しみください。

 お風呂上りはお待ちかね、大江戸温泉物語自慢のグルメバイキング。南紀串本のバイキングには海辺の宿らしく、海鮮料理がずらりと並びます。

 目玉は宿から車で約30分の那智勝浦漁港で水揚げされる生まぐろ。水揚げ後、一度も冷凍されない生のまぐろはしっとりとした食感と、赤身ならではの力強い味わいが魅力。解体ショーでは、お客様の目の前で大きなまぐろをさばき、切りたてをお召し上がりいただきます。美味しさはもちろん、見ても楽しいバイキングです。

 南紀串本のもう一つの魅力は豊かな自然を楽しめる周辺のレジャースポット。大小約40の巨岩が連なる橋杭岩の中ほどの「弁天島」には小さな鳥居が祀られており、干潮時には歩いてアクセスできます。海水の引いた浅瀬では海の生き物も観察でき、お楽しみがいっぱい。また、愛くるしいパンダを身近に見ることができる「アドベンチャーワールド」へもお車で約60分とアクセス良好です。ご家族や親しいお友達と、一足早い春が訪れる本州最南端の宿、大江戸温泉物語南紀串本に足を運んでみませんか?

所在地:東牟婁郡串本町串本2300-1
電話番号:0570-080268 ※9:00~19:00ナビダイヤル
料金:スタンダードプラン9980円 (消費税込10978円)~
*1泊2食付き 大人2名様1室利用時
日帰り
利用:
あり
HP:https://kushimoto.ooedoonsen.jp/

串本温泉 効能レポート

黒潮の恵みをうけた熱の湯

 太平洋の海が広がる本州最南端の地に湧く温泉は、塩分を含んだお湯が身体を芯から温めます。塩が肌の毛穴をふさぎ、汗の蒸発を防ぐため保温性が高く、冷え性にもいい働きがあります。いつまでもポカポカと、湯冷めしにくい温泉です。最近なんだか汗をかきにくくなったな……、足が冷たくてよく眠れない……、そんな悩みをお待ちの方は潮風を感じながら、ゆっくりお湯に浸かってみてはいかがでしょう。海の恵みが、きっと身も心も温めてくれるはずです。

(温浴振興協会理事/諸星敏博 談)

南紀串本周辺地図

南紀串本地図
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南紀串本への交通アクセス

車:尾鷲熊野道路大泊I.Cより国道42号、那智勝浦新宮道路経由
紀勢自動車道すさみ南I.Cより国道42号経由
電車:名古屋駅よりJR紀勢本線特急乗車、紀伊勝浦駅乗り換え、串本駅下車
京都駅、新大阪駅よりJRきのくに線特急くろしお乗車、串本駅下車
HP:今回ご紹介した情報はここでチェック!
南紀串本観光ガイド▼▼▼
https://kankou-kushimoto.jp/

いかがでしたか?

青く澄み渡った空と海を眺め、温泉に浸かれば心も体もリラックスできるはず。ちょっと遠出ができそうな機会に、ぜひ出かけてみてください!


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