観光と温泉でちょっと遠くへ「日光」太郎の漫湯記 Vol.61

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本格的な春を迎えた4月、太郎は栃木県の日光へ。
自然を満喫しながら、中禅寺湖や霧降高原をめぐります。
さあ、みなさんも太郎と一緒に、春を感じる旅へでかけましょう!
※施設等の営業状態やイベント時期については、事前に確認してからおでかけください。

目次

春の中禅寺湖を楽しむスポットへ

 男体山のふもとに広がる、周囲約25㎞もの湖です。かつて国際的な避暑地としてもにぎわいましたが、今も四季折々の美しい景色が楽しめる観光地として、多くの人が訪れます。

中禅寺湖畔ボートハウス

中禅寺湖畔ボートハウス
米国の水辺リゾートがモデル。デッキなどがある2Fで飲食も可能です

 昭和22年に水辺リゾートとして建設された施設を復元。国際避暑地として栄えた歴史を現代に伝えるとともに、湖畔の景色を楽しみながら、ひと休みできる施設となっています。

所在地:日光市中宮祠2485-2
問合せ:0288-55-0880(栃木県立日光自然博物館)
入館料:無料
営業時間:9:00~16:00 ※季節により変更あり
定休日:4月、5月、11月は水曜 ※12月~3月は休業
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉・湯本温泉行き」乗車、「中禅寺金谷ホテル前」下車すぐ
HP:https://www.nikko-nsm.co.jp/boathouse.html

西六番園地

西六番園地
中禅寺湖のパノラマビューポイント。遺構に歴史を感じつつ散策してみて

 幕末の歴史にもその名が登場する貿易商、トーマス・グラバーなどが所有していた別荘の跡地。残された暖炉など国際社交場だった時代に思いを馳せながら、中禅寺湖を望めます。

所在地:日光市中禅寺湖畔
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉・湯本温泉行き」乗車、「大崎」下車すぐ

中禅寺湖の桜

中禅寺湖の桜
青葉が芽吹き始める中禅寺湖畔や男体山をバックに、美しく咲く桜です

 中禅寺湖畔では、4月下旬ごろから咲く「オオヤマザクラ」を見ることができます。ひと足遅い春を楽しめるのは、海抜高度1269mという、日本屈指の高さにある湖ならではです。

所在地:日光市中禅寺湖畔
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉・湯本温泉行き」乗車、「中禅寺温泉」下車すぐ

さわやかな霧降高原を散策

 赤薙山(あかなぎさん)の斜面に位置する高原。初夏のニッコウキスゲなど高山植物でも知られていますが、秋の紅葉や冬の雪景色など、年間を通してさまざまな表情が楽しめます。

霧降高原キスゲ平園地

霧降高原キスゲ平園地
展望台では富士山や東京を望むことも。4月下旬~カタクリも見ごろに

 高原の自然を楽しみながら散策が楽しめます。遊歩道から天まで昇るような1445段の階段の先には展望台も。レストハウスもあるので、休憩しながら1日ゆっくりしてみては。

所在地:日光市所野1531
問合せ:0288-53-5337
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「霧降高原行き」乗車、「霧降高原」下車徒歩約5分 ※冬期運休

<レストハウス>

営業時間:9:00~17:00 ※12月~3月は~16:00
定休日:年末年始
HP:http://www.kirifuri-kogen.jp/

霧降ノ滝

霧降ノ滝
岩に当たる下段の流れが、霧のようにみえることから名付けられたとか

 日光三名瀑のひとつ。上下2段となる霧降川にかかる滝です。秋の紅葉も有名ですが、新緑の中に水が落ちる様子も圧巻。晴れた日はマイナスイオンを感じに訪れてみては。

所在地:日光市所野
問合せ:0288-53-3795(日光市日光観光課)
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「霧降高原・大笹牧場行き」乗車、「霧降滝入口」下車、徒歩約15分(観瀑台)

霧降高原のつつじヶ丘

霧降高原のつつじヶ丘
可憐な花のトンネルをくぐれる場所もあるそう。写真に収めたいですね

 霧降ノ滝近くにある、ヤマツツジの群生地となっている丘です。見頃は例年5月上旬ごろ。周辺ではアカヤシオやトウゴクミツバツツジなど、そのほかの花も楽しめるそうです。

所在地:日光市所野
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「霧降高原行き」乗車、「霧降の滝」下車、徒歩約5分

お弁当で日光を味わう「油源(あぶらげん)」

「油源」ゆばちらし弁当
彩鮮やかな「ゆばちらし弁当」(930円)。東武日光駅でも購入できますよ

 「ゆばちらし弁当」など、駅弁でも有名な江戸時代創業の老舗。日光や鬼怒川の旬食材を使用した弁当が揃います。店内ではランチも。地元の特産品も販売しているのでおみやげもぜひ。

所在地:日光市上鉢石町1028-1
問合せ:0288-54-1627
営業時間:9:30~18:00
定休日:水曜日
アクセス:東武日光駅より「世界遺産めぐりバス」乗車、「神橋」下車徒歩約1分
HP:https://www.aburagen.jp/

まだ間に合う! 日光の桜スポット

輪王寺の金剛桜

輪王寺の金剛桜

 例年4月下旬から開花する、三仏堂前の特別天然記念物。つぼみはピンクながら白い大輪の花が咲きます。

所在地:日光市山内2300
問合せ:0288-54-0531
営業時間:8:00~17:00
※11月~3月は~16:00
アクセス:JR・東武日光駅より「世界遺産めぐりバス」乗車、「勝道上人像前」下車すぐ
HP:https://www.rinnoji.or.jp/

日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園のしだれざくら

日光田母沢御用邸記念公園のしだれざくら

 国の重要文化財指定・大正天皇旧御用邸。その美しい庭園に咲く桜です。例年4月中旬~下旬が見ごろに。

所在地:日光市本町8-27
問合せ:0288-53-6767
入館料:大人600円、小中学生300円
営業時間:9:00~17:00
※11月~3月は~16:30、受付は16:00まで
休館日:火曜日 ※営業の場合あり
祝日の場合は翌日、年末年始
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉・湯元温泉・奥細尾行き」乗車、「日光田母沢御用邸記念公園」下車徒歩1分
HP:https://www.park-tochigi.com/tamozawa/

大江戸温泉物語 日光霧降

 標高1000 メートル、日光国立公園内に建つ高原の温泉リゾート、大江戸温泉物語 日光霧降。

 他の大江戸温泉物語の宿と同様、良質な天然温泉やグルメバイキングも魅力ですが、日光霧降ならではの、豊かな自然に親しむ「ネイチャーツアー」もお楽しみいただけます。

 一つ目は、朝の澄んだ空気の中、敷地内を自然に詳しいホテルスタッフと散策する「おさんぽツアー」。春の息吹に誘われ芽吹き始めた様々な植物、5月頃からは活動が活発になる鳥たちのバードウォッチングなどもお楽しみいただける、45分間の手軽な朝のおさんぽです。

大江戸温泉物語 日光霧降 おさんぽツアー

 二つ目は、満天の星空を眺める「ほしぞらツアー」。<星空コンシェルジェ>による天体の解説を聞きながら星空浴が満喫できるツアーです。本格的な天体望遠鏡もご用意しているため、クリアな星々を詳しい解説付きで観賞いただけます。ほしぞらツアーは、非日常のロマンチックな気分や、旅先ならではの特別な体験のご提供が目的なので、どなたでも気軽にご参加いただけます。どちらも参加費無料なので、宿泊予約の際にはぜひご検討ください。

 もちろん、温泉やバイキングも魅力たっぷり。宿の最上階に位置する露天風呂では、日光霧降の大自然を眼下に望む開放感たっぷりな湯あみをご堪能ください。お風呂上りには「湯上りラウンジ」のチェックもお忘れなく。生ビールやアイスキャンディなどを無料でお楽しみいただけるお得なおもてなしです。

 5月末日までは春の創作グルメバイキングも開催中。天然温泉とグルメバイキング、そして大自然を満喫する宿、日光霧降に足を運んでみませんか?

所在地:日光市所野1535-1
電話番号:0570-011263 ※ナビダイヤル9:00~19:00
料金:スタンダードプラン 12078円~(消費税込み・入湯税別)
*1泊2食付き、大人2名様1室利用時
HP:https://nikko.ooedoonsen.jp/

日光霧降温泉 効能レポート

硫黄が苦手な人にも親しみ易い無色透明の湯

 8世紀末に、四本竜寺(紫雲立寺)を建立した勝道上人によって発見されたのが発端で、関東屈指の観光地となる日光。その中心部から13kmほど北西に位置する日光国立公園・霧降高原の中にある温泉で、東照宮などの世界遺産の観光にはいちばん近い便利な温泉地としても知られています。

 無色透明無臭のナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉はお肌の角質層を軟化させてツルツル感が生ずるため、美肌の湯とも言われます。角質を乳化してくれるとっても貴重な温泉なので女性におすすめ、本当にお肌がすべすべになります。効能は病後回復、疲労回復、ストレス解消、健康増進など。温泉を満喫すれば一日観光で疲れた体をじんわりと癒してくれます。

(温浴振興協会理事/諸星敏博 談)

日光周辺地図

日光観光マップ
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日光への交通アクセス

車:東北道宇都宮I.Cより日光宇都宮道路経由日光I.C
電車:東北新幹線宇都宮駅よりJR日光線乗り換え、日光駅下車。
JR新宿駅、池袋駅などよりJR・東武直通特急乗車、東武日光駅下車
HP:今回ご紹介した情報はこちらでチェック!
日光旅ナビ▼▼▼
http://www.nikko-kankou.org/

いかがでしたか?

春ならではの景色や花、そして温泉も楽しめる日光へ、ちょっとお休みができた時にゆっくりでかけてみてください。


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