風呂超爺・太郎の二拠点生活blog「第5話・温泉と自宅サウナ」

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秘密基地の温泉

 自宅が温泉だったら……いいですよね!! 太郎、叶えちゃいました!

 太郎が選んだ地区は国立公園内で制約はありますが、pH8.5の単純温泉付き。おまけに数本の源泉があり、加熱提供されていますので蛇口で45℃くらいあります。癖がなく、美人の湯と呼ばれる温泉です。

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温泉分析書

 貧乏性の太郎は追炊きできないのがちょっと残念ですが……、湯口のある石風呂も気に入っています。

 窓を開けて入れば、星空が友達です。露天風呂を自作するのが夢でしたが、これなら半露天風呂。後はサウナ……

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サウナ問題

 サウナ歴50年以上の太郎は自宅にサウナを持つのも夢でした。最近、サウナでととのう……と人気になっていますが、太郎は5年前に心臓の手術をしましたので、ととのうほど入ったらそのまま遠い世界に旅立つことになってしまいます。

 以前、仕事でサハリンに行った時のこと、現地には公衆サウナ(?)があり、2軒ほど訪れました。階段式のサウナで利用者が勝手にロウリュウ()するタイプです。用意されたタライにビールやウォッカを入れてサウナストーブにかけるのですが、なんと最上段は110℃を超える暑さ! さすがの太郎も中段しか入っていられませんでした。

※ロウリュウとは……ストーブで熱したサウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させる。湿度が上がることにより体感温度も上がり、発汗が促進される

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サハリンのサウナ

 室内用の家庭サウナは電気ストーブが多く、最高で室温95℃くらいでしょうか? 閉所恐怖症の人にはお勧めできませんし、意外に電気代が高いんです。

 そんな時、近くの立ち寄り湯に内緒の地元割引があることを知り、横浜の銭湯料金で露天風呂も広いサウナも利用できるならと、自宅サウナは止めることにしました。ただ、太郎と同じようなaround70、とっくにover70の親父のマナーの悪さが目に付くのが残念です。まったく、じじいはいつまで偉そうなんですかね!?


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諸星 敏博

有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事

1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。


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