七つの温泉が点在する
泉質は源泉によって変わるそうです
乳頭温泉郷は十和田・八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する、7つの温泉から成る秋田県の温泉郷を指します。それぞれ大自然の中にある秘湯とも言える温泉ですが、どの宿にも温泉入浴指導員の資格者がいるのが特徴。入浴などに関するアドバイスを受けながら温泉を楽しめます。
静かに過ごせる、雪深い秘湯の温泉
また七湯を巡る「湯めぐり号」の運行や、七湯に入浴可能な「湯めぐり帖」も販売して、それぞれの温泉を比べて巡る旅もおすすめです。
余裕があればすべて巡りたいですね
交通アクセス
車:東北道盛岡I.Cより約60分
電車:JR盛岡駅より35分
飛行機:秋田空港より秋田エアポートライナーで約130分
乳頭温泉組合ホームページ
http://www.nyuto-onsenkyo.com/
乳頭温泉郷 七つの宿を紹介
鶴の湯温泉
混浴の露天風呂では美人の湯とよばれる白湯を。混浴以外もあります
江戸時代から続くという、乳頭温泉郷で最も古くからある温泉宿です。白湯・黒湯・中の湯・滝の湯と4つの泉質がことなる源泉のお風呂に入ることができます。白湯は混浴露天風呂でも入ることができます。客室は茅葺屋根の本陣のほか、さまざまなタイプの部屋が揃っています。
また鶴の湯は食事も人気です。神代産山の芋の鍋や山菜料理と、地元の旬の味覚を味わえます。二、三号館以外は部屋でゆっくり食事できます。
この地ならではの山の幸が勢ぞろい。普段は味わえない料理が並びます
食事には山の芋鍋も登場。囲炉裏端で味わえば、体がさらに温まります
大釜温泉旅館
どことなく校舎の雰囲気が残るお風呂。雪見風呂の楽しめる露天もあり
木造校舎を移築して作られたという温泉宿です。お風呂も校舎の雰囲気が残ったままで、ノスタルジックな気分で温泉にゆっくり浸れます。そのためか「おふくろの湯」とも呼ばれるのだとか。また乳頭山の登山基地としても知られる宿で、この時期はスキー客でにぎわうそうです。
外観にも小学校の雰囲気が残る大釜温泉旅館。誰もが懐かしい気分に
妙乃湯
金の湯と銀の湯、2つの天然自噴の温泉が楽しめる宿です。お風呂は7種類。中には混浴露天風呂もあります。それぞれのお湯の違いを感じながらゆっくり浸かることができます。食事は旬の新鮮な食材が満載。また郷土料理であるきりたんぽ鍋も登場。秋田の味覚を味わえます。
蟹場温泉
木々に囲まれた、大自然の中の露天
この温泉の名は、付近の沢に蟹が多いため付けられたのだそう。そしてこの温泉、何と宿から50mほど離
れた原生林の中に露天風呂があります。大自然と温泉を満喫できます。
孫六温泉
白銀の世界で入る温泉はまた格別
「山の薬湯」と呼ばれる温泉。湯治場風情を残す宿舎から少し川へ下りたところに浴舎があります。皮膚病などにも良いというラジウム鉱泉の湯が、寒い雪の中でも体を温めます。
休暇村 乳頭温泉郷
温泉は、2つの源泉があります
乳頭温泉郷の中では近代的な施設を持っている宿です。美しいブナ林に囲まれ、静かに過ごせます。夏期には施設内にキャンプ場も開設します。
黒湯温泉 ※冬は閉鎖中
自然が織りなす四季折々の景観を楽しみながら温泉を堪能できます
乳頭温泉郷の中でも最奥に位置する黒湯温泉。敷地内の河原から湧出する源泉は、湯量も豊富です。昔からの湯治場の雰囲気ですが、今も湯治に利用できるよう自炊部もあります。
せっかくだから足を延ばして田沢湖へ
悲しい伝説も残る神秘の湖「田沢湖」
乳頭温泉郷に行ったら、ぜひ立ち寄りたいのが田沢湖です。日本一の深さという水深423.4mの湖です。またここは電源開発のため、魚がほとんど住んでいないそうです。湖の周辺には「たつこ像」や「御座石神社」など、人気のスポットも点在。足を延ばして行く価値ありです。
パワースポットという御座石神社
交通アクセス:JR田沢湖駅よりバス
食事はここで
宝風
郷土料理の地鶏山の芋鍋定食。ご飯や小鉢も2つ付いて1,995円です
JR田沢湖駅よりほど近い場所に位置する地元の味がそろうレストランです。おすすめは「地鶏山の芋鍋定食」。ほかにも地鶏の釜めしや稲庭うどんなども。売店ではおみやげも購入できます。
住所:仙北市田沢湖生保内字浮世坂74-8
電話番号:0187-43-0456
営業時間:11:00~20:00
店休日:火曜日 ※祝日の場合は翌日
HP:http://www.takarakaze.com/
おみやげはここ
山のはちみつ屋
甘さひかえめのはちみつクリームと、スポンジが絶妙なロールケーキ
田沢湖近くの人気店。はちみつが種類豊富にそろうのはもちろん、ロールケーキやカステラなど、はちみつたっぷりスイーツも揃っています。カフェスペースも併設していますよ。
住所:仙北市田沢湖生保内字石神163-3
電話番号:0187-43-3838
営業時間:9:00~18:00 ※冬期は~17:30
店休日:年末年始
乳頭温泉郷マップ
いかがでしたか?
でかけるのに少し時間がかかるかもしれませんが、温泉好きならば一度は訪れたい場所です。機会があれば、ぜひおでかけ下さい。