長湯にはデメリットも
お風呂の季節到来! 最近寒くなってきたからお風呂で十分に温まらないとね♪ 日頃の疲れを忘れてリラックスできるし、やっぱり冬のお風呂は最高〜!!
姉さん、長い時間お湯に浸かるのって身体に良さそうなイメージがあるけれど、調子にのって長風呂しているとデメリットもあるんだよ。肌を守るバリア機能の話は以前したよね? 長く浸かることにより、皮脂などお肌の保湿成分が必要以上に流されちゃって、このバリア機能が低下、放っておくとお肌が乾燥してしまう原因にもなりかねないんだ。
えぇっ?! 乾燥肌?! 美肌で有名なわたしが……
乾燥肌も問題だけど、姉さんがスーパー銭湯でのぼせて倒れたら、お店から僕に連絡がくるから絶対やめてよね! 恥ずかしいから!
何よ~、そんな心配してもらわなくても大丈夫だから!
でも、のぼせを予防する方法を知っているなら、しょうがないから聞いてあげるけど〜。
(出た! 姉さんの上から目線! 素直に教えてと言えないのかなあ……)まず、のぼせてしまう原因から説明するね。長い間お湯に浸かっていると体温が上昇してしまうんだ。そして、体温の調節機能が働くことで発汗し活発な血液循環が行われる。それによって心拍数や血圧が上昇し、温かい血液が脳内を巡ることでのぼせてしまうんだよ。入浴中や入浴後に気分が悪くなってしまうこともあるんだ。
のぼせを防ぐ入浴法
なるほど〜。せっかくのお風呂なのに、気分が悪くなってしまったら本当に残念……。
次は具体的な入浴法よね。聞いてあげるから早く話しなさいよ!
(どこまでも上から目線だな~)まずは、入浴前と入浴後に水分補給をすること。入浴中はなんと約800㎖もの水分が失われるって知ってた? 汗をかくと水分だけではなくナトリウムイオンも失われちゃうんだ。汗の成分に近いイオン飲料なら速やかに吸収できるからおすすめだよ。サウナーの皆さんにイオンウォーターが人気なのも頷けるよね。
そして、お次は熱いお湯に長時間浸からないこと。熱いお風呂では短時間の入浴を心がけよう。これからの季節、寒いからといって頑張って熱いお湯に長く浸かるのは要注意! あと、飲酒後は絶対ダメだよ。アルコールは脱水症状を引きおこす原因にもなるからね。
最後はいきなりお湯に浸からないこと。熱いお湯にいきなり浸かると、急な体温や血圧上昇で体調不良がおこりやすくなっちゃう。湯船に浸かる前のかけ湯は体の汚れを落とすマナーだけではなく、急な温度変化でおこる血圧の急上昇防止の意味もあるんだよ。手足の先から身体までたっぷりお湯をかけよう。覚えておいてね。
のぼせを防ぐ3つの約束ね。覚えておくわ♪
汗をかいたら一休みすることも大事だよ。もしぐったりしている人がいたら、いきなりほっぺをペチペチたたいたりなどせず「大丈夫ですか?」と優しく声を掛けてあげてね。
のぼせてしまった時には
優しい声掛けはわたしの得意分野ね。わたしっていつも優しいから♪
(姉さん、僕以外の人には優しくふるまうよね……)最後に、のぼせてしまった時の対処法をお伝えするね。ひとまずお湯から出ることが大事だけど、立ち上がる時はゆっくりと! 転倒で怪我などしないよう気を付けよう。お風呂では裸なので、硬い部分にぶつけてしまうなど、大きな怪我につながることもあるから要注意だよ。
また、身体を冷やすときは頭をぬれタオルで冷やすこと。冷水や水風呂などで急激に冷やすのは禁物!
今までなんとなくやっていたけれど、お風呂でタオルを頭に乗せるのも、実はちゃんと意味があるのね。まあ、わたしはいつも「頭にタオル乗せ美人」だけど〜。
(頭にタオル乗せ美人ってワード、初めて聞いたよ……)これからますますお風呂が恋しくなる季節。気持ちが良いからついついやってしまう長風呂に注意して、冬のフロ充を楽しもう!
マスター次郎のおすすめするお風呂ドリンク
水分補給にポカリスエット
汗をかくと水分と一緒にナトリウムイオンも失われます。正常な血漿量※のためには、体内に水分を保つことが大切。イオン飲料のポカリスエットは水に比べて、体内の水分を保つ効果があることが研究によりわかっています。水分補給にはポカリスエットがおすすめです。
※血漿量:体温調節や栄養素の運搬に重要な血液中に含まれる水分の量