観光と温泉でちょっと遠くへ「福井県 あわら温泉」太郎の漫湯記 Vol.57

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あっという間に今年もあと少しとなりました。
さまざまな事態に振り回された今年は、心身ともにより疲れをためこんでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今月訪れるのは、冬の味覚と温泉で癒される福井県の「あわら温泉」。
今年最後の旅へ、太郎と一緒に出かけましょう!
※施設の営業等は変わる場合がありますので、事前に確認してからお出かけください。

目次

駅前のレトロな「湯のまち広場」で“あわら”を体感♪

あわらの湯や歴史、レトロな雰囲気を気軽に楽しめる、駅前の広場です。

芦湯

芦湯
明治・大正の「湯けむり楼」を再現したレトロな建物で温泉を楽しめます

 ステンドグラス越しの美しい光を感じながら、3種類の温泉を異なる5つの浴槽で楽しめる無料の足湯です。

所在地:あわら市温泉1-203
営業時間:7:00~23:00
休館日:なし
入館料:無料
問合せ:0776-78-6767

藤野厳九郎記念館

藤野厳九郎記念館
魯迅が敬愛した「藤野先生」に思いを馳せながら、ゆっくり回ってみては

 日本留学時代の魯迅と出会い、やがて中国との架け橋となった、あわら市出身・藤野厳九郎の記念館です。

「魯迅の師、藤野先生の故郷・福井を訪ねて」アニメ配信中
所在地:あわら市温泉1-203
営業時間:9:00~18:00
休館日:火曜日 ※祝日の場合は翌日
年末年始 ※12/29~1/3
入館料:210円 ※高校生以下無料
問合せ:0776-77-1030

AWARA PHOTOSPOT あわらロマン館

AWARA PHOTOSPOT あわらロマン館
京都外語大学の学生が制作。三脚も完備なので、1人でも記念撮影OK!

 大正ロマンを思わせる写真スポット。和傘や刀剣など小物も揃っているので、旅の思い出に撮ってみて♪

所在地:あわら市温泉1-203
営業時間:9:00~18:00
休館日:火曜日 ※祝日の場合は翌日
入館料:なし
問合せ:0776-78-6767

湯けむり横丁

湯けむり横丁
赤い提灯に誘われる「湯けむり横丁」。地元の人と交流できるのも魅力です

 小さな店が集まった横丁です。ノスタルジックな気分で焼鳥、餃子、ホルモン焼、ラーメンなど味わえます。

所在地:あわら市温泉1-201
営業時間:17:00~23:00
HP:https://yukemuriyokocho.com/

あわら温泉はじまりの地へ ~温泉発祥地公園~

温泉発祥地公園
毎年8月に「湯かけまつり」も開催。花壇などもあるきれいな公園です

 あわらで温泉が湧出したのは、明治16年。干ばつ対処のため灌漑用に井戸を掘ったのがはじまりでした。現在は公園として整備され、あわら温泉湯元の井戸もここにあります。はじまりの地を訪れてからなら、また違う気分で温泉を楽しめるかも?!

所在地:あわら市堀江十楽1-30-1
アクセス:あわら湯のまち駅より徒歩約6分

無病息災を願って 三薬師をお参り

3つの薬師にもお参りを。延命長寿や無病息災にご利益があるそうです。

二面温泉薬師堂

二面温泉薬師堂
大正時代に現在の敷地内に。本殿は昭和46年に造営されたそうです

 明治17年に湧出した温泉の繁栄を願って建てた小堂に、坂井市から薬師如来を勧請。数回の火事や地震の被害に遭いながらも再建し、地元の信仰・融和の中心になっています。

所在地:あわら市二面41-15
アクセス:あわら湯のまち駅より徒歩約7分

田中温泉薬師神社

田中温泉薬師神社
日本書紀に登場する神を祀っている、あわら温泉三薬師の中で唯一の神社

 医薬の神である「少彦名命(すくなびこなのみこと)」が祭神。医薬の創始者とも崇められる少彦名命は、薬師如来と似た領域で活躍される神ということで“薬師神社”なのだそう。

所在地:あわら市温泉3-511
アクセス:あわら湯のまち駅より徒歩約6分

舟津温泉薬師堂

舟津温泉薬師堂
公園となっている薬師堂。トイレ完備でゆっくり過ごすことができます

 比較的大きな薬師堂。木々に囲まれた池の周囲には桜の木も植えられ、春には桜の花が楽しめるスポットとしても知られています。お参りしながら、その景観も楽しんでみては。

所在地:あわら市温泉5-511
アクセス:あわら湯のまち駅より徒歩約6分

冬に味わいたい「あわらグルメ」

越前がに
今まさに旬を迎えた「越前がに」。ぷりっぷりの身をたっぷり味わって!

 北陸で冬の味覚といえば「越前かに」。茹でるほか洗いや焼がに、かにすきなど、あわら温泉でもさまざまな調理法で味わえます。また、冬に食べたカニの殻は堆肥にして、メロンやトマト栽培に活用するそうです。機会があれば、そちらも味わってみたいですね。

水ようかん
雪国福井の「水ようかん」は、ほんのり香ばしい黒砂糖の風味が特徴です

 もう一つ、冬グルメとして知られるのが「水ようかん」。全国的には夏に食べるイメージですが、福井県では寒い冬にこたつに入って、冷た~い水ようかんを食べる習慣があるそうです。この冬は、あなたも暖かい部屋で味わってみては。あわら温泉の和菓子屋でも販売しています。

大江戸温泉物語 芦原温泉 あわら

 「関西の奥座敷」と呼ばれ、古くから文人墨客に愛されてきた芦原温泉に佇む、落ち着いた雰囲気が魅力の温泉宿です。

大江戸温泉物語 芦原温泉 あわら 庭園露天風呂

 宿の魅力はもちろん天然温泉、そして海鮮料理と福井の郷土料理が楽しめるグルメバイキングです。露天風呂には岩風呂の他に「すのこ風呂」をご用意しています。浴槽の周囲にぐるりとすのこが敷かれ、優しい肌触りを足の裏に感じる清潔感溢れるお風呂です。日中は上部を覆うすだれの間から降り注ぐ柔らかな日差しを感じながら、夜は静謐なひと時が楽しめる露天風呂は、派手さはありませんがじっくりと温泉を堪能したい方に是非お入りいただきたいお風呂です。

 もうひとつの魅力はバイキング。新鮮なお造りやライブキッチンからご提供する熱々のステーキや天ぷらなど、定番の美味しさの他にも、あわらならではのメニューでおもてなしいたします。そのひとつが福井の郷土料理の数々。焼き鯖の棒寿司や越前おろしそばなど福井の地酒が進むメニューや、ご飯、キャベツ、かつを甘辛いソースがまとめるソースかつ丼など、福井旅の想い出になるメニューを是非お召し上がりください。

 さらに、2 月末日まで、かに食べ放題もお楽しみいただけるのでこちらもお見逃しなく。

大江戸温泉物語 芦原温泉 あわら かに食べ放題

 観光名所・東尋坊へはお車で45分。日本海の荒波が打ち寄せる断崖絶壁の景勝地の他にも、静謐な時が流れ、境内を散策するうちに心の落ち着きを感じることができる名刹・永平寺へのアクセスも良いあわら。

 2021年の締めくくりに、自分へのご褒美に極上の湯とグルメバイキング、見どころいっぱいの観光地を楽しむ温泉旅に、大江戸温泉物語 あわらに出かけませんか?

所在地:〒910-4103 福井県あわら市二面48-10
電話番号:0570-041262
料金:【1泊2食付きスタンダードプラン】10978円~
*1泊2食付き、大人2名様1室利用時
HP:https://awara.ooedoonsen.jp/

芦原温泉 効能レポート

文人墨客に愛されたくつろぎの名湯

 芦原温泉が発見されたのは明治16年。灌漑用に井戸を掘ったところ、約80度の温泉が湧出したそうです。お湯の共同管理を行なっていないため、各施設の持つ井戸により温泉の成分が微妙に異なり、さまざまな泉質が楽しめます。

 大江戸温泉物語 芦原温泉 あわらのお湯は弱アルカリ性で美肌効果が期待されます。また、刺激が少なく、身体にやさしい温泉のため長湯が苦手な方、お子様やお年寄りまで安心してゆっくり浸かってお楽しみいただけます。日頃シャワーだけで済ませることが多い方は、ゆっくり浸かってくつろぎの時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

(温浴振興協会理事/諸星敏博 談)

あわら温泉周辺地図

あわら温泉周辺map
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あわら温泉への交通アクセス

車:名神道米原JCTより北陸道金津I.Cへ
電車:北陸新幹線金沢駅より北陸本線でJR芦原温泉駅、もしくは東海道新幹線米原駅より特急乗車、JR福井駅よりえちぜん鉄道であわら湯のまち駅へ
HP:今回ご紹介した情報はここでチェック!
あわら市観光協会公式サイト▼▼▼
https://awara.info/

いかがでしたか?

ようやく移動が可能になってきた今年の年末。
感染対策をしっかりしつつ、出かけてみてください。


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