観光と温泉でちょっと遠くへ「鳴子温泉」太郎の漫湯記 Vol.55

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気温が少しずつ落ち着き始め、紅葉の季節も間近になる10月。
今月太郎が旅するのは、宮城県の鳴子温泉。
名産品である鳴子こけしにふれ合えるスポットや、紅葉の季節におすすめのスポットなどをご紹介。
さあ、皆さんも太郎と一緒にでかけてみましょう。

※紅葉の時期や施設の営業等は変わる場合がありますので、事前に確認してからお出かけください。

目次

鳴子の紅葉スポットへ

鳴子峡

鳴子峡
見晴台からは、鮮やかに染まった峡谷の景色と大深沢橋を一望できます

 深さが約100mという大峡谷です。緩やかな鳴子口とダイナミックな岩肌を見上げる中山平口のある「鳴子峡遊歩道」や、レストハウス起点の「大深沢遊歩道」と散策コースもさまざま。コースによって違う雰囲気の中で、美しい紅葉を楽しめます。

アクセス:JR鳴子温泉駅より車で約10分
問合せ:0229-87-2050(鳴子峡レストハウス)

潟沼(かたぬま)

潟沼 (かたぬま)
湖畔1周は徒歩約30分。周囲の自然を楽しみつつ歩くのもおすすめです

 約1200年前、潟山の噴火で誕生。周囲1.3km、最深部は約16mもある日本有数の強酸性湖です。レストハウスでは食事のほか、貸しボートも。季節や天候によって7色に変化する湖面の色や周囲を彩る紅葉の景色など、湖上から優雅に眺めることもできます。

アクセス:JR鳴子温泉駅より車で約5分
※どちらも紅葉の見頃は、例年10月中旬から11月上旬頃です

あの武将たちとゆかりあり 鳴子温泉神社

噴出した温泉を鎮めるために建立

鳴子温泉神社
秋の祭典では旅館組合による「献湯式」も。各々の源泉が奉納されます

 837年の潟山噴火によって温泉が噴出。それを鎮めるために建立された神社です。その際に飛んできた火山岩が、今も境内にあります。また、例年鳴子で行われてきた「全国こけし祭り」では、職人がこけしを奉納し、こけしの供養祭も行われます。

頼朝・義経ともゆかりあり

鳴子温泉神社
義経の子どもの伝説から転じて、この地が「鳴子」となった説もあるそう

 源頼朝が、平泉征伐の戦勝祈願で相撲を奉納したのが始まりとされ、現在も秋の祭典では高校生が相撲を奉納しています。また、鳥居そばには、この地で生まれた弟の義経の子が、温泉に浸かってようやく産声をあげた話を伝える「啼子之碑」も残っています。

TEL:0229-82-2320
アクセス:JR鳴子温泉駅より徒歩8分

見て体験して! 鳴子こけし

日本こけし館

鳴子こけし
昭和50年に開館。見学や体験だけでなく、即売所で購入することも可能

 童話作家である深沢要さんから鳴子町へ寄贈されたコレクションや、毎年のこけし祭りで、全国の工人が奉納したものなどを展示。実演や絵付け体験コーナーなどもあります。

入館料:大人400円、中高生160円、小学生120円
営業時間:8:30~17:00 ※12月は9:00~16:00
休館日:1月~3月
アクセス:JR鳴子温泉駅より車で7分
HP:http://www.kokesikan.com/

鳴子こけしとは

鳴子こけし
首を回すと〝キュッキュッ〞と鳴る音と、裾が広がる安定感ある形が特徴

 5種ある「宮城伝統こけし」の一つ。約200年前の頃から、木地業に携わる人たちが、子どもにおもちゃとして与えたのがはじまりで、後に鳴子の土産物として定番になったそう。素朴ながら優しく可憐なその表情に、今も多くの人が魅了されています。

大江戸温泉物語 鳴子温泉 幸雲閣・ますや

 各地から紅葉便りが聞こえ始める10月。朝晩がぐっと冷え込み始める秋は温泉が恋しくなる季節。

 紅葉と温泉を楽しむのにぴったりな地、宮城県の鳴子温泉。紅葉の名所として名高い「鳴子峡」にもアクセス良好な大江戸温泉物語の2つの宿をご紹介します。

 圧巻の「百畳露天風呂」を持つ「幸雲閣」。男女それぞれ50畳の広さの露天風呂では、黒湯と白湯の混合泉をお楽しみいただけます。泉質はもちろん、開放的な雰囲気を楽しみたい方にお薦めです。

大江戸温泉物語 鳴子温泉 幸雲閣
幸雲閣

 源泉かけ流しの湯でおもてなしするのは「ますや」。最上階の露天風呂や大浴場からは風情溢れる鳴子の温泉街が一望でき、景色を楽しみながらじっくりと温まることができます。

大江戸温泉物語 鳴子温泉 ますや
ますや

 日本に湧出する10種の泉質のうち、8種類が湧く鳴子。2つの宿の自慢の湯と温泉街の公衆浴場に入湯できる「湯めぐりチケット(1430 円)」を購入したら、大江戸温泉物語の2つの宿をベースに、じっくり湯めぐりをお楽しみください。

 温泉の後のお楽しみはやっぱり食事。各宿自慢のバイキングでおもてなしします。

 幸雲閣では、宮城で水揚げされる生まぐろ、白身魚と茸たっぷりの土瓶仕立てなど、宮城の地酒にぴったりのメニューをご用意。

 ますやでは、サーモンのお造りや、旬の秋鮭にパン粉を付けてカリっと焼き上げタルタルソースをたっぷり掛けたメニューなど、お子様や女性に喜ばれるメニューをご用意しています。

 どちらも11月30日までの限定メニューですので、お見逃しなく!

大江戸温泉物語

 紅葉、温泉、美味しい食事。日本の秋ならではのお楽しみ溢れる鳴子温泉の2つの宿に足を運んでみませんか?

鳴子温泉 幸雲閣

所在地:〒989-6821 宮城県大崎市鳴子温泉車湯17
電話番号:0570-030268
料金:【1泊2食付きスタンダードプラン】8778円~ 
*1室大4名様ご利用時(1名様分)
HP:https://kounkaku.ooedoonsen.jp/

鳴子温泉 ますや

所在地:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元82
電話番号:0570-020268
料金:【1泊2食付きスタンダードプラン】8778円~ 
*1室大人4名様ご利用時(1名様分)
HP:https://masuya.ooedoonsen.jp/

鳴子温泉 効能レポート

8つの泉質、のんびりパワーチャージでお悩み解消!

 1000年を超える歴史を持つ鳴子温泉郷。承和4(837)年、鳥谷ヶ森(鳴子火山)の大爆発で熱湯が噴出したといわれ、そのときの轟音から村人が「鳴郷の湯」と名づけたとも一説では伝えられています。奥州三名湯に数えられ、なんと日本にある旧泉質分類11種類中で9種類、新泉質分類10種類では8種類(硫黄泉・単純温泉・硫酸塩泉・炭酸水素塩泉・二酸化炭素泉・塩化物泉・含鉄泉・酸性泉)の泉質が楽しめます。湧出するお湯の量も豊富で、源泉かけ流しの風呂が多いのも魅力。同じエリアにありながら温泉の表情は驚くほど違います。

 女性を困らせる、夏バテ、冷え症、肌荒れ、食べ過ぎ、そんなカラダのお悩みには硫酸塩泉の力を借りてみてはいかがでしょう。特に乾燥肌にお悩みの女性にはおすすめです。「黒湯」「白湯」「混合泉」の3種類の泉質を楽しみながら、鳴子温泉最大級の百畳露天風呂と鳴子の街を一望できる解放感のある展望風呂でうるおい美人を目指してください。

(温浴振興協会理事/諸星敏博 談)

鳴子温泉周辺地図

鳴子温泉周辺map
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鳴子温泉への交通アクセス

車:東北道古川I.Cより国道47号線経由
電車:JR東北新幹線古川駅で陸羽東線に乗り換え鳴子温泉駅へ
HP:今回ご紹介した情報はここでチェック!
鳴子温泉観光協会▼▼▼
ttps://www.welcome-naruko.jp/
鳴子温泉郷観光協会▼▼▼
http://www.naruko.gr.jp/

いかがでしたか?

鳴子峡や潟沼は、冬になると道路や施設が閉鎖されます。
美しい紅葉が楽しめるうちに、タイミングが合えば、ぜひでかけてみてください。


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