温泉・温浴の四方山話「第15回・スーパー銭湯の価格設定」

温泉・温浴の四方山話「第15回・スーパー銭湯の価格設定」
ゆ〜ゆ本誌にて2013年まで連載していた「お風呂の四方山話」が令和版「温泉・温浴の四方山話」として復活! 愉湯太郎が伊豆高原の秘密基地よりお届けいたします。「風呂超爺・太郎の二拠点生活blog」とあわせ、ぜひお楽しみください(編集部)。

入館料、安いか? 高いか?

 何でもかんでも値上げ! 仕方がないことではありますが、耳にタコができてしまいそうです。

 もちろん、スーパー銭湯の入館料も値上げ傾向です。なんと言ってもエネルギーコストの高騰が大変なんです。自宅のお風呂ならともかく、外湯は湯水のごとく……ですから、お湯の使用量を制限はできません。

 値上げ報道の傍らでは「諸外国に比べたら、日本の物価はまだ安い!」「日本ではラーメンが1000円で食べられる!」という情報も流れています。

 以前から太郎はスーパー銭湯の利用料は安すぎると言ってきました。このブログで町の銭湯の料金について書きましたが、スーパー銭湯は町の銭湯のような行政からの助成はありません。

 スーパー銭湯は1980年代後半に西の方で始まりました。そのネーミングは公衆浴場を超えた?? 個人商店街を超えたスーパーマーケットがヒントだったのでしょうか?! そのせいか、入館料は銭湯価格が意識されました。

 今、考えればこの価格設定が安すぎた気がします。大きな浴室・露天風呂・サウナもあってシャンプーも設置されている。おまけにマッサージも受けられるし、ご飯も食べられる。もちろん駐車場は無料。

 太郎が横浜で時々利用する近くの銭湯は、小さな露天風呂とサウナ、ドリンクコーナーが併設され、風呂だけなら500円。サウナを利用すると800円です。

 あなたのお気に入りのお風呂はいくらですか?


風呂超爺・太郎の二拠点生活blog

諸星 敏博

有限会社ライフラボ代表 / 一般社団法人 温浴振興協会 代表理事

1953年生まれ。温泉大国長野県で身近に温泉を感じながら子ども時代を過ごす。その影響か、「温泉を楽しむこと」がライフワークに。1990年~2000年代にかけて起きた温泉ブームに、より多くの人に温泉に親しんで欲しいという思いから「お風呂で得するフリーマガジン ゆ~ゆ」を創刊。その傍ら、より安全に気軽に温泉を楽しめるよう各温浴施設のコンサル業務も行い、現在までに50数施設の支援に当たっている。


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