【行楽やスポーツ後の疲労はお風呂でリカバリー！　の巻】お風呂で解決次郎の入浴メンテ！

入浴でカラダ作り＆リカバリー！

　夏の間は毎日クーラーが効いたお家でゴロゴロしながら録画ドラマを消費して暇をつぶしていたけど……、そろそろ運動しないとマズイのよ～!!　でも急に運動すると逆に疲れちゃうじゃない？　何か良い方法ないかな〜。もちろん、体型は維持できているけどね！

　（あんなに好きなものを好きなだけ食べていて、スタイルのことなんか気にしてないんじゃないの?!　しかも体型のことなんか話題にも出ていないのに～）
　さくら姉さん、運動後や毎日の疲れをその日のうちに取るのが入浴です！
　お風呂には、血流促進などにより睡眠をサポートし、より疲労回復の効率を高めてくれる働きがあるのです。

　じゃあ、効果的な入浴法があるのよね?!　教えなさい！　聞いてあげるから♪

　（なんでいつも上から目線なんだろうな～）ポイントは浮力・静水圧・温熱だよ。これをうまく利用して、お風呂で血行促進＆リラックス！

その１　浮力
　お風呂に入ると体がふわっと軽くなるのを感じるよね。筋肉を弛緩させて、脳への刺激を減らすことで心身ともにリラックスする効果があるんだよ。

その２　静水圧
　入浴中、体は相当な水圧を受けているんだ。この水圧により腹部が圧迫されると、横隔膜が上に押し上げられて肺の活動が約９％減少するのだとか。その結果、呼吸が頻繁になり、心臓の動きが活発化して血流を促すんだ。

その３　温熱
　目的に合わせた温度コントロールが大事！　姉さんのように疲労を早くリカバリーしたいなら、疲労物質を除去するための血流促進が大切。体をリラックス状態に導くぬるめのお湯（38〜40℃）に15分ほど浸かって血流を促進するのがおすすめだよ。逆にここからもうひと頑張り！　なんて時には、熱めのお湯（ 41℃〜）にさっと入って活力アップすることもできるんだけど……、姉さんには必要ないか（笑）

　なるほど。じゃあ、次郎はいつも熱めのお湯にはいりなさい！

　ええぇ～、なんで〜?!（釜茹でにされる……怖）

入浴だけではなく仕上げは睡眠で

　お風呂とくれば次は睡眠でしょ。

　姉さん、わかってきてるね～。
　上手な睡眠も疲労回復には必要。人は体温がガクンと下がる時に眠りに入りやすい性質を持っているから、事前にお風呂で体温を上げると効果的。シャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることが大切だよ。もちろん疲労回復だけではなく、睡眠に不安を感じている人にも、ぬるめのお湯で15分ほどじっくり浸かることをおすすめします。

　でも、お風呂屋さんではあまり「ぬるめの浴槽」って見かけないよね～。どうしたらいいの？

　そうだよね～。炭酸泉の浴槽などは比較的ぬるめになっているからいいけれど、温度が高い浴槽では、疲れた首や肩や背中までしっかり５分浸かり、その後は半身浴に切り替えても血行促進効果があるから大丈夫だよ。入浴前と後には十分な水分補給を忘れないでね。

　なるほどね〜。
　でも、15分って意外と長いよね……。

　入浴中に「今日は何を食べようかな～♪」なんて考えたり、気が付くと浴室に掲示してあるPOPを全部読破してるよ！　僕は（笑）
　そうだ、姉さんはスキンケア効果がある入浴剤を使ってじっくり入浴してみれば？

　次郎、めずらしく冴えてるわね！　じゃあ、早速ドラッグストアーに行ってこよ〜っと♪

　待ってよ！　姉さん！　せっかちだなあ〜。もう……。
　ウォーキングやランニングステーションのサービスがある温浴施設もたくさんあるので、このような施設を利用するのもおすすめだよ！